石牟礼 道子 イシムレ ミチコ
石牟礼 道子(いしむれ・みちこ):1927-2018年。作家。熊本県天草郡に生まれ水俣市に育つ。69年『苦海浄土――わが水俣病』を刊行。73年マグサイサイ賞、86年西日本文化賞を受賞。93年に本作『十六夜橋』で紫式部文学賞受賞。2001年度朝日賞受賞。02年『はにかみの国――石牟礼道子全詩集』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。他の著書に『アニマの鳥』『椿の海の記』『石牟礼道子全集 不知火』などがある。
石牟礼 道子 著
単行本 四六判 292頁 刊行日 1984/06/22 ISBN 4-480-80236-3JANコード 9784480802361
定価:本体1,600 円+税
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生と死の境を超えて光芒を放つ人びと。幼児の心の奥底に映った風土の原イメージ。ことばをもたなかったころの人間の五官が捉えていた世界を透明な言葉で紡ぐ。
単行本 四六判 330頁 刊行日 1988/04/15 ISBN 4-480-81252-0JANコード 9784480812520
先祖のみた夢、草木のそよぎ、海や山や神々の水の道、闇の向う。太古と未来を往き来し、失われてしまった時を痛みをもってふり返る自伝的エッセイ。
単行本 四六判 272頁 刊行日 1989/11/21 ISBN 4-480-81275-XJANコード 9784480812759
定価:本体1,495 円+税
日本の風土の魂とはどういう姿であったのか。近代に向けて聞えてくる形見の声とはどのような声音なのか。文字に書かれぬ哲学を生きる人々の世界にその声を聴く。
単行本 四六判 224頁 刊行日 1996/11/20 ISBN 4-480-81406-XJANコード 9784480814067
定価:本体1,800 円+税
不知火の海辺で暮らす土木事業家と彼をとりまく三代の女たち。人びとの紡ぎ出す物語は現と幻、生と死、そして恋の道行き。
ちくま文庫 文庫判 400頁 刊行日 1999/06/24 ISBN 4-480-03485-4JANコード 9784480034854
定価:本体950 円+税
三十年の歳月をかけた渾身の大河小説、天草・島原の乱。栄誉や権力に縛られず、自分の魂を大切に、死をかけて個人の尊厳を守った人びとの受難の歴史一二〇〇枚。
単行本 四六判 536頁 刊行日 1999/11/24 ISBN 4-480-80349-1JANコード 9784480803498
定価:本体3,400 円+税
志村 ふくみ 著 石牟礼 道子 著
未曽有の大災害と原発事故の後、言葉を交わしあうことを強く望んだ染織家と作家。長年の友人である二人が、残された時間を自覚する中で実現した対談と往復書簡。
単行本 四六判 224頁 刊行日 2014/10/23 ISBN 978-4-480-81677-1JANコード 9784480816771
定価:本体2,200 円+税
石牟礼 道子 著 志村 ふくみ 著
未曽有の大災害の後、言葉を交わしあうことを強く望んだ作家と染織家。残された時間を自覚する中で実現した対談と往復書簡。解説 志村洋子、志村昌司
ちくま文庫 文庫判 304頁 刊行日 2018/09/10 ISBN 978-4-480-43531-6JANコード 9784480435316
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不知火(しらぬい)の海辺に暮らす人びとの生と死、恋の道行き、うつつとまぼろしを描く石牟礼文学の重要作。第三回紫式部文学賞受賞。解説 米本浩二
ちくま文庫 文庫判 432頁 刊行日 2023/01/10 ISBN 978-4-480-43860-7JANコード 9784480438607
定価:本体1,000 円+税
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