松田哲夫の王様のブランチ出版情報ニュース

「王様のブランチ」本のコーナー(2009.3.28)

2009年03月29日

『風の中のマリア』と「佐藤和歌子『悶々ホルモン』」


<マンガ大賞ランキング>
①末次由紀『ちはやふる』(講談社)
②小山宙哉『宇宙兄弟』(講談社)
③羽海野チカ『3月のライオン』(白泉社)
④安倍夜郎『深夜食堂』(小学館)
⑤小林まこと『青春少年マガジン1978~1983』(講談社)
⑥中村光『聖(セイント)☆おにいさん』(講談社)
⑦河合克敏『とめはねっ!鈴里高校書道部』(小学館)
⑧東村アキコ『ママはテンパリスト』(集英社)
⑨島袋光年『トリコ』(集英社)
⑩久保保久『よんでますよ、アザゼルさん。』(講談社)


<特集・佐藤和歌子『悶々ホルモン』>
◎佐藤和歌子『悶々ホルモン』(新潮社)



雑誌「モーニング」で連載され好評を博した、ホルモンが食べられる44軒のガイドブック『悶々ホルモン』。20代にしてひとり焼き肉常連の著者が、究極のホルモン道を開拓したこのエッセイは、女子が、しかも20代がホルモンの旨さを伝えきっていると話題になっている。佐藤さんは、なぜひとりで焼肉屋に通うようになったのか? それは「男に失望し、同時に女としての自分にも失望したから」。そんな佐藤さんと「テナム」(五反田)という焼肉屋で待ち合わせ。ホルモンど素人の渡辺志穂(21)に、本の内容に沿った形でホルモン道を披露してくれる。実際に食べながら、ホルモンの魅力を描ききったエッセイにまつわる話を聞く。


<今週の松田チョイス>
◎百田尚樹『風の中のマリア』(講談社)



松田 去年、『ボックス!』で「ブランチBOOK大賞・新人賞」を受賞した百田尚樹さんの最新作『風の中のマリア』です。
N 百田尚樹の書き下ろし最新作『風の中のマリア』。主人公は、なんとスズメバチのハンター。その名はマリア。彼女の命はたったの30日。恋もせず、母となる喜びを味わうこともなく、ひたすら狩りを続ける、自然界最強のハタラキバチ。短く激しい命が尽きるとき、マリアが見たものとは?>
谷原 松田さん、主人公は「ハチ」ということですが、感情移入できるんですか。
松田 いやあ面白かったですね。なんといっても、オオスズメバチの生態が、驚くべきことばかりなんですね。女王バチを中心に「女だけの帝国」を作り上げていくという、その生き方、戦い方、そして死に方が正確に描かれているんです。そこに、スズメバチの内面に、人間の気持ちを当てはめていくと、そこから、スケールの大きなスペクタクルとか神話的世界が立ち上がってくるんですよね。
優香 わたしも読ませていただきましたけども、ハチの話で250ページですか、こんなに書けるというのはすごいなと思いました。それと、女性って、昆虫って苦手じゃないですか。
はしの 節の感じとか……。
優香 そうなんですよね。ハチというとよけいね、接したこともないですけれども、すごく面白くて。全然知らなかったこともたくさんあって、30日しか生きられないとか。そういうことも勉強できたりとか……。あと、わたしが好きなシーンはですね、マリアとオスバチのラブシーンがあるんですよ。淡い恋なんですけども、触覚同士をチョッとあわせるというキスシーンのような。一生、恋はできないんですけども、そこでちょっと恋心のようなものが……。
松田 本当に、主人公のマリアのけなげな生き方がすごく切なく胸をうつんですね。読み終わると、昆虫の話なのに、もっと大きな「いのち」の物語として、ぼくらに迫ってきて……。
優香 そうですね。
松田 素晴らしい物語だと思いましたね。
優香 かっこいいんですよ、戦士マリアが。
谷原 たしかに知らない世界ですからね。『風の中のマリア』で皆さんも心を刺されてみてはいかがですか。

「王様のブランチ」本のコーナー(2009.3.21)

2009年03月23日

『エ/ン/ジ/ン』と「室井滋『マーキングブルース』」


<総合ランキング>   (有隣堂書店全店調べ・3/8~3/14)
① 中村克『最後のパレード』(サンクチュアリ出版)
② 加藤久仁生・平田研也『つみきのいえ』(白泉社)
③ 出口宗和『読めそうで読めない間違いやすい漢字』(二見書房)
④ 渡辺淳一『欲情の作法』(幻冬舎)
⑤ 勝間和代『断る力』(文藝春秋)
⑥ 堂本剛『堂本剛と頭のなか』(日之出出版)
⑦ 細野真宏『「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?』(扶桑社)
⑧ M・シャイモフ『「脳にいいこと」だけをやりなさい!』(三笠書房)
⑨ 工藤龍矢『グーグル営業!』(インプレスジャパン)
⑩ 飯島奈美『LIFE』(東京糸井重里事務所)
<BOOKニュース>
◎小林麻耶『まや☆日記』(小学館)



TBSアナウンサー小林麻耶の人気ブログ『まや☆日記』が大幅加筆されて待望の書籍化。TBSアナウンサー6年間の軌跡はもちろん、自身が出演した番組の制作の裏側から、お気に入りスポットなども紹介。撮り下ろしプライベートフォトも収録したファン必見の一冊です。


<特集・室井滋『マーキングブルース』>
◎室井滋『マーキングブルース』(メディアファクトリー)



女優のかたわらエッセイなどで天才的な才能をみせ数々のヒット作を書いてきた室井滋さんのはじめての小説。「猫と女」の物語と、物語と重なるテーマの軽妙エッセイとのカップリングで、ただカワイイだけの猫本ではなく、「ノラ猫の誇り高さ、たくましさ、健気さ」と女性の生き方との重ね合わせています。ムロイ氏が街で撮った猫写真付き。猫を6匹飼っているという室井さん、ロケ現場に一匹連れてきてもらい一緒にインタビュー。初めての小説を書くにあたっての気持ちやきっかけ、猫との出会いなどをお伺いしました。


<今週の松田チョイス>
◎中島京子『エ/ン/ジ/ン』(角川書店)



松田 風変わりだけど、なぜか惹きつけられるお話、中島京子さんの『エ/ン/ジ/ン』です。
N 身に覚えのない幼稚園の同窓会の招待状を受け取った、葛見隆一。仕事と恋人を失い、長い人生の休暇にさしかかった隆一は、会場でミライと名乗る女性と出逢う。彼女は、人嫌いだったという父親の行方を捜していた。手がかりは、「厭人」、「ゴリ」の、二つのあだ名だけ。いったい父は何者だったのか?>
松田 これは、中年にさしかかった男女が、自分たちが生まれた時代、1970年代に、父や母は何を考え、どう生きていたのかを、時を超えて探っていくというお話です。主人公たちや、彼らが出逢う人びとが個性的でチャーミングなので、なんだか、彼らのタイムトラベルに同行しているような気分になっていきます。そして、最後には、親の世代から子の世代に、「何か」が脈々と続いている、そういう手応えを感じさせるラストが待っているんです。
谷原 ぼくも読ませてもらったんですが、ぼくは1972年生まれなんです。ぼくたちが子どもの時、自然が残っているところで遊んでいたんですが、その頃のことを思い出しました。そして、ヘンリー・ダーガーのことがでてくるんですが、世田谷美術館の「アウトサイダー展」で絵を見ているので、そこからはグッと身近に感じられましたね。
松田 現実にあったことをちりばめて、そこに物語をからめていくので、不思議なテイストのお話になっていますね。

「王様のブランチ」本のコーナー(2009.3.14)

2009年03月14日

『プリンセス・トヨトミ』と「絵本『つみきのいえ』」


<総合ランキング> (啓文堂書店全店調べ・3月2日~3月8日)
① 渡辺淳一『欲情の作法』(幻冬舎)
② 出口宗和『読めそうで読めない間違いやすい漢字』(二見書房)
③ 『キャス・キッドソンへようこそ2』(宝島社)
④ 中村克『最後のパレード』(サンクチュアリ出版社)
⑤ 『Cher 2009 Spring/Summre Collection』(宝島社)
⑥ 加藤久仁生・平田研也『つみきのいえ』(白泉社)
⑦ 万城目学『プリンセス・トヨトミ』(文藝春秋)
⑧ 堀江貴文『徹底抗戦』(集英社)
⑨ 天童荒太『悼む人』(文藝春秋)
⑩ M・シャイモフ『「脳にいいこと」だけをやりなさい!』(三笠書房)


<特集・絵本『つみきのいえ』>
◎加藤久仁生・平田研也『つみきのいえ』(白泉社)



水に囲まれつみきを積んだような部屋で、ひとりの老人が暮らしている。水没している階下にのこぎりを落とした彼は、それを拾うためにもぐり、それぞれの部屋に刻まれた家族の思い出にめぐりあう。――アニメ「つみきのいえ」はアヌシー国際アニメーションフェスティバル最高賞、第81回米国アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞して話題になりました。世界中の子どもと大人が感動したアニメを作者2人が絵本にしました。アカデミー賞受賞が追い風となって、絵本『つみきのいえ』は20万部突破しています。「ブランチ」では、加藤久仁生さんが所属する制作会社ROBOTを訪問し、「ALWAYS三丁目の夕日」等をつくってきた映像制作プロダクションの、アニメーションキャラクターをつくる部署に所属している加藤さんのデスクを拝見して、“Thank you my pencil”鉛筆も発見しました。実際に加藤さんが鉛筆で「つみきのいえ」のおじいさんを描いてもらったり、アニメーションを創る時と、絵本を創る時の絵の違いをコメントしてもらいました。また、「つみきのいえ」のストーリーをつくった㈱ROBOTの先輩・平田研也さんにも創作秘話を伺いました。


<今週の松田チョイス>
◎万城目学『プリンセス・トヨトミ』(文藝春秋)



松田 『鴨川ホルモー』、『鹿男あをによし』と、に面白い作品を次々と発表してきている万城目学さんの最新長編小説『プリンセス・トヨトミ』です。
N 万城目学の最新長編小説『プリンセス・トヨトミ』。それは、五月末日の木曜日午後四時のこと。なんと大阪が全停止。そのきっかけは、会計検査院の三人の調査官だった。彼らの見た「プリンセス・トヨトミ」とは一体? 前代未聞のエンタテイメント始動!>
優香 わたし、万城目さん大好きなんですけども、万城目さんらしく、空想の話を現実かと思わせる、もっていき方がうまいなあと……。今回は、とっても大人っぽいお話だなという印象でしたが。
松田 そうなんですね、そこが「万城目マジック」のすごいところで。個性的なキャラクターが次々出てきて、ユーモラスな話を読んでいると、突然、別世界の扉が開いて、とんでもない世界が見えてくるという、本当に楽しませてくれる作品だと思いますね。
谷原 祥太くんも、万城目さんの映画「鴨川ホルモー」に出るよね。
祥太 はい、ぼくは慶太と双子役、三好兄弟で出るんです。観てください。ぼくも『プリンセス・トヨトミ』読ませていただいたんですけども、登場する三人の調査官のキャラクターが個性的で、いろんなやりとりも細かくて面白いんです。ちょっと『ホルモー』とは違った万城目ワールドというか、すごい面白かったです。
谷原 皆さんも万城目マジックにはまってみたらいかがでしょうか。

「王様のブランチ」本のコーナー(2009.3.7)

2009年03月07日

『深夜食堂』と「篠山紀信 at 東京ディズニーランド」


<総合ランキング> (文教堂書店全店調べ・2月23日~3月1日)
① 渡辺淳一『欲情の作法』(幻冬舎)
② 出口宗和『読めそうで読めない間違いやすい漢字』(二見書房)
③ 松本ぷりっつ『うちの3姉妹特別編 ハワイでおっぺけぺ』(主婦の友社)
④ 天童荒太『悼む人』(文藝春秋)
⑤ M・シャイモフ『「脳にいいこと」だけをやりなさい!』(三笠書房)
⑥ 『珍獣ハンターイモトの動物図鑑』(日本テレビ放送網)
⑦ 清原和博『男道』(幻冬舎)
⑧ 押切もえ『モデル失格』(小学館)
⑨ 勝間和代『断る力』(文藝春秋)
⑩ 五木寛之『人間の覚悟』(新潮社)


<特集・篠山紀信 at 東京ディズニーランド>
◎篠山紀信『MAGIC』(講談社)



写真集『MAGIC』とは? 誰もいなくなった東京ディズニーランドやディズニーシーでキャラクターたちは一体何をしているのだろうか? 誰も見たことのない秘密の時間。魔法の力を使って、巨匠・篠山紀信が見てしまった。篠山さんは、久々にミッキーたちに会うため、再び、東京ディズニーランドにやってきた。レポーターの英玲奈と出会い、ミッキー&ミニーと再会しました。そして、篠山さんオススメフォトスポットへ移動し、ドナルド、プルート、グーフィーも合流しました。最後に、篠山さんにアドバイスしてもらって、英玲奈が篠山さんとキャラクターたちちを撮影しました。
松田 ぼくは篠山さんに写真を撮ってもらったことが何回かあるんですが、絶妙のトークで、写される人を笑わせて、いつの間にかシャッターを押しているんですね。あの篠山さんの明るさとディズニーランドの楽しさとがあいまって、こんなに素敵な一冊が誕生したんでしょうね。


<今週の松田チョイス>
◎安倍夜郎『深夜食堂』1~3(小学館)



松田 しみじみと味わい深いコミック、安倍夜郎さんの『深夜食堂』です。
N 盛り場の片隅にあるめしや「深夜食堂」。営業時間は夜12時から朝7時まで。メニューは「豚汁定食、ビール、酒、焼酎」だけ。「あとは勝手に注文してくれりゃあ、できるもんなら作るよ」というのが主人の営業方針。このお店に集うわけありのお客さんたちの人生が交錯する人情物語。>
松田 このお店で、お客さんたちが食べるのは、赤いタコウインナー、きのうのカレー、猫まんま、インスタントラーメン、魚肉ソーセージなどなど、料理とかグルメとはほど遠いものばかり。でも、それがとっても美味しそうなんです。それは、それぞれの食べ物に、人びとの大切な思い出や記憶が重なっているからなんですね。そういう人生ドラマが隠し味になっているので、この「深夜食堂」の何気ない食べ物がかけがえのないものだっていう気がしてくる。だから、この漫画を読むと、そこに出てくるものを、今すぐにでも食べたいという気持ちになってしまうんですね。作者の安倍さんは、41歳でデビューしたという遅咲きのコミック作家なんですが、そういう人生経験の豊かさが、この漫画の一つ一つのエピソードに活かされていると思いますね。

「王様のブランチ」本のコーナー(2009.2.28)

2009年03月01日

『喋々喃々』と「田淵久美子『女の道は一本道』」


<総合ランキング>  (三省堂書店全店調べ・2/16~2/22)
① 出口宗和『読めそうで読めない間違いやすい漢字』(二見書房)
② 渡辺淳一『欲情の作法』(幻冬舎)
③ 勝間和代『断る力』(文藝春秋)
④ 押切もえ『モデル失格』(小学館)
⑤ 宮部みゆき『英雄の書(上・下)』(毎日新聞社)
⑥ M・シャイモフ『「脳にいいこと」だけをやりなさい!』(三笠書房)
⑦ 酒巻久『「会社のアカスリ」で利益10倍!』(朝日新聞出版)
⑧ バクラ・オバマ、English Expres編集部『オバマ大統領就任演説』(朝日出版社)
⑨ 野村克也『あぁ、監督』(角川書店)
⑩ 平子理沙・中村和孝『E'toile』(講談社)


<特集・田淵久美子『女の道は一本道』>
◎田淵久美子『女の道は一本道』(小学館)



宮崎あおいという国民的ヒロインを生んだNHK大河ドラマ「篤姫」。「波乱万丈の人生だった」と自らの半生を語る同ドラマの脚本家・田淵久美子さんが命を吹き込むようにして作り上げたヒロイン像・篤姫は、「不自由な時代に自由に生きた」姿が多くの女性視聴者の心を掴んだ。本書は、ドラマ「篤姫」生みの親・田淵さんが、自らの半生を振り返りながら現代女性たちに説く、語り下ろしの「篤姫的生きかた指南書」。「篤姫」脚本執筆に際し大きな支えとなり、篤姫の夫で将軍・家定のモデルでもあったという夫・瑞徳さんが撮影終了後に死去した今、責任と覚悟をもって自らの道を選び生き抜く「女の一本道」を語っている。著者の田淵さんにインタビューし、息子さんと娘さんにもコメントを頂きました。


<今週の松田チョイス>
◎小川糸『喋々喃々』(ポプラ社)



松田 皆さん、お待ちかねだったんじゃないかと思います。『食堂かたつむり』で印象的なデビューを飾った小川糸さんの第二作『喋々喃々』です。
N 処女作が大ヒットとなった小川糸、待望の第二作『喋々喃々』。ある日、店に訪れた男性客と、許されざる恋に落ちる。この小説の中に登場する飲食店は、ほとんどが谷中に実在するお店。主人公の恋模様とともに、情緒ある下町の様子がていねいに描かれた、きらめくような物語。>
優香 私も大好きな糸さんなんですけども、谷中はじめとする下町のガイドブックみたいな感じもあるんですね。
松田 そうですね。そういう部分もありますね。一つ一つの場面や描写がすごくていねいに描かれているんで、印象深いんです。東京の下町の情緒とか、町やお店の雰囲気とか、特に、美味しい料理やお菓子が出てくる場面がすごく素敵なんですね。
優香 糸さんらしいですね。『食堂かたつむり』と比べるとどうですか?
松田 「喋々喃々」という言葉は「男女がむつまじく語り合う様子」っていう意味なんですけども、そういうタイトルからもわかるように、ぐっと大人度が増したという感じです。主人公のお店「ひめまつ屋」というのですが、「秘めて」「待つ」恋が静かに静かに成長していくさまを描いているんですね。まあ、許されない愛なんで、読んでて切なくなる部分もあるんです。たぶん、若い女性の方たちが読むと、色んな思いを重ねて読まれて、素敵な恋物語として楽しめるんじゃないかなあっていう気がしますね。
優香 へえ、読みたーい。いいですね、借りていきます。

「本のコーナー」をネットしているのは、TBS・HBC(北海道)・TUY(山形)・TUF (福島)・SBC(長野)・UTY(山梨)・TUT(富山)
MRO(石川)・SBS(静岡)・ RCC(広島)・RSK(岡山)・ITV(愛媛)・NBC(長崎)・RBC(沖縄)・BS-iです。

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