ちくまの教科書 > 筑摩書房の国語教科書 > 副教材一覧 > ちくま評論入門 特設ページ
自分の頭で考えようとする意欲と、
自由な人間であることを恐れない勇気を。
高校生のための現代思想ベーシック
ちくま評論入門 改訂版
岩間輝生/太田瑞穂/坂口浩一/関口隆一
978-4-480-91729-4 本体1000円+税
『ちくま評論入門』の増補改訂版。27本の教材を収録、評論読解のテクニックが身につく基礎的な評論をより豊富に取りそろえる。脚問・手引き、別冊解説集つき。
指導用CD-ROM(本文データ・評価用問題例データ・ワークシート)完備

この本は、自分の頭で考えようとする若い人々のために、その思考を豊かで確かな場所に導くことを願って作ったものである。人間は与えられた現実のなかに生まれ育つのだから、そのままでは自由なものではない。考えること、より深く考えることで、自由になるのである。もはや子どもではない、しかしいまだ大人でもない、という若い人々の置かれた立ち位置は、思考が目覚める場所である。

目 次
第一部 評論への招待
1 段落相互の関係
2 対比
3 具体と抽象
4 レトリック――比喩の力
第二部
第一章 〈私〉のなかの〈世界〉……問いかける言葉
 森 達也 「真実はひとつじゃない」
 大澤真幸 「未来の他者と連帯する」
 苅谷剛彦 「隠れたカリキュラム」
第二章 芸術表現の冒険……形づくる言葉
 武満 徹 「未知へ向けての信号(シグナル)」
 北山晴一 「衣服という社会」
 永井 均 「マンガの哲学」
第三章 科学というスタイル……究める言葉
 福岡伸一 「ふたつの誤り」
 下條信輔 「視線のカスケード」
 村上陽一郎 「科学が宗教になる」
第四章 変わる都市・変わる人間……関わる言葉
 三浦 展 「箱の増殖」
 中沢新一 「東京タワー」
 若林幹夫 「「誰か」の欲望を模倣する」
第五章 言葉、この人間的なもの……言葉の言葉
 丸山圭三郎 「貨幣と言語」
 多和田葉子 「国境を越えることば」
 内田 樹 「他者の言葉」
第六章 〈世界〉のなかの〈私〉……呼びかける言葉
 中井久夫 「ボランティアとはなにか」
 鷲田清一 「「つながり」と「ぬくもり」」芹沢俊介 「イノセンス」
第七章 国家権力と人間……政治の言葉
 萱野稔人 「国家権力とはなにか」
 藤原帰一 「超国家アメリカ」
 丸山眞男 「人間と政治」
第八章 伝統と創造力……時をひらく言葉
 藤田省三 「松に聞け――現代文明へのレクイエム」
 坂口安吾 「文学のふるさと」
 加藤周一 「部分と全体」
第九章 〈問い〉としての現代……考える言葉
 山竹伸二 「空虚な承認ゲーム」
 市村弘正 「失明の時代」
 上野千鶴子 「生き延びるための思想」
内容見本

(本冊)

①第一部では、評論読解のテクニックを詳しく解説。

②具体的な文章に即して、読解テクニックを分析。

③第二部は、幅広い主題と分野から精選した評論アンソロジー。

④くわしい「脚注」と、ポイントを押さえた「脚問」。

⑤理解を助ける豊富な図版。

⑥文末には、全体を見わたす視点を与える「読解」を掲載。

⑦評論読解に必要な「重要語」は、辞書的な意味にとどまらない、幅広い視野から解説。

(解説編) 本書には、解説編(別冊)が付属しています。本文理解を深めるため、また自学自習用としてお役立てください。

⑧【本文解説】……本文の思想的・時代的背景や、価値観を解説。

⑨【読解の視点】……評論読解のテクニックとして、「キーワード」「中心段落」「主題」「論点」「結論」「要旨(200字以内)」をまとめました。

⑩【脚問解答】【読解 解答・解説】……本文の「脚問」解答と、「読解」の解答および解答のポイントが明確になるような解説。

⑪【論の構成】……図解で分かりやすく表示

ちくまの教科書トップページへ 筑摩書房ホームページへ 筑摩書房のWebマガジンへ お問い合わせ