昭和の迷走 ─「第二満州国」に憑かれて

昭和の迷走 ─「第二満州国」に憑かれて

多田井 喜生

破局への分岐点となった華北進出は、陸軍の暴走と勝田主計の朝鮮銀行を軸にした通貨工作によって可能となった。「長城線を越えた」特異な時代を浮き彫りにする。