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2007.9.11

岸本佐知子さん講談社エッセイ賞受賞! 授賞式レポート

 9月4日、東京會舘で第23回講談社エッセイ賞の授賞式が行われました。
岸本佐知子さんの『ねにもつタイプ』(筑摩書房)は、青山潤さんの『アフリカにょろり旅』(講談社)とこもに、この賞を授与されました。
 選考委員の東海林さだおさんは「エッセイの鉱脈は掘り尽くされたと思っていたのに、岸本さんは新しい鉱脈を掘り当てた」と、坪内祐三さんは「岸本さんのエッセイは言葉そのもので読ませる超現実的なエッセイです」と、林真理子さんは「知と感性とが自由に飛翔している」とそれぞれ授賞理由を述べました。
 岸本さんは受賞の言葉で、「エッセイを最初に書いたのは翻訳者を目指す人のための雑誌でした。ある時『岸本さんのエッセイは何の役にも立ちません』という読者の投書がきたそうです。それを聞いたとき私は『今後、決して役に立たない文章しか書かないぞ』と思いました。いま、こうして賞をいただけるのはその人のおかげです」と岸本節で笑わせてくれた。

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単行本未収録エッセイを大公開!


ねにもつタイプ

ねにもつタイプ
定価1,575円(税込)

 
 

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