筑摩叢書305 純粋および応用アナーキー原理

ポール・ヴァレリー

「アナーキー」とは「証明不能なものの命令に服従することを一切拒絶する各個の姿勢」である。30年代後半執筆、死の数カ月前に息子に渡された未公開手帖の全訳。

筑摩叢書305 純粋および応用アナーキー原理
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0098
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1986/11/28
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:248
  • ISBN:4-480-01305-9
  • JANコード:9784480013057
ポール・ヴァレリー
ポール・ヴァレリー

ヴァレリー,ポール

1871年、南仏地中海沿岸のセットに生まれる。モンペリエ大学法学部に入学、ユイスマンス『さかしま』を読み、引用されたマラルメの詩に感動する。ピエール・ルイスやジッドと知り合い、91年にマラルメ宅を訪問。92年、伝説的な〈ジェノヴァの夜〉、94年、『カイエ』を書きはじめる。1917年、『若きパルク』を刊行、名声を得る。25年、アカデミー・フランセーズ会員に選出され、フランスの代表的知性と謳われた。45年、死去。

この本の内容

1936年4月アルジェで書き始められ、38年9月チェコ動乱への言及で終る、死の数ヵ月前に息子に渡された未公開手帖の全訳。「人民戦線」の時代にあって「アナーキー」とは何か。例えばそれは「証明不能なものの命令に服従することを一切拒絶する各個の姿勢」である。「全集」とは一見異なる顔がここにはある。

この本の目次

編集者の注記
純粋および応用アナーキー原理
ポール・ヴァレリーと政治

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可