ユーモアの鎖国
自分の歩んできた道、自作の詩にまつわる話や、何げない日常生活のひとコマから、社会への鋭い批判を展開したエッセイ等を集める。
【解説: 天野祐吉 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 748円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:い-7-1
- 刊行日:
1987/12/01
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:320
- ISBN:4-480-02190-6
- JANコード:9784480021908
- 在庫 ×
戦争中には、戦死にまつわる多くの「美談」がつくられた。ある日、焼跡で死んだ男の話を耳にした。その死に「いのちがけのこっけいさ」を感じた時、数々の「美談」に影がさすのを覚えた。そして自分の内の「ユーモアの鎖国」が解け始めたのだ。戦中から今日までに出会った大小の出来事の意味を読みとり、時代と人間のかかわりを骨太にとらえた、エピソードでつづる自分史。
新巻
花嫁
うわさ
まじめな魚
試験管に入れて
ユーモアの鎖国
花よ、空を突け
事務員として働きつづけて
生活の中の詩
詩を書くことと、生きること
第1行はとび出してきます
生活詩
眠っているのは私たち
私の新しい空〔ほか〕
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