スペイン430日 ─オリーブの樹の蔭に

堀田 善衞

60歳の誕生日を目前にして、作家はスペインに居を移す。重層する歴史の鉱床を訪ねる旅と読書と思索の日々をつづる、刺激的なスペイン日記。

スペイン430日 ─オリーブの樹の蔭に
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 705円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:ほ-1-3
  • 刊行日: 1989/09/26
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-02340-2
  • JANコード:9784480023407
堀田 善衞
堀田 善衞

ホッタ ヨシエ

1918年、富山県高岡市に生まれる。慶応大学文学部フランス文学科 を卒業。1952年、「広場の孤独」その他の作品により芥川賞を受賞。主な作品に『海鳴りの底から』、『若き日の詩人たちの肖像』、『方丈記私記』、『ゴヤ』、『スペイン断章』、『定家明月記私抄』、『ミシェル 城館の人』などがある。50年に及ぶ文業は、『堀田善衞全集・全16巻』(筑摩書房)に集成されている。1998年没。

この本の内容

60歳の誕生日を目前にして、作家は日本を離れ、スペインに居を移す。北スペインの小村、マドリード、そしてグラナダ―人びととのふれあい、旅での見聞、おびただしい読書と思索の日々の中で、作家は、ョーロッパの歴史と現実をリアルに再発見し、遠い日本の狂騒をさらに明らかに見届ける。1977年7月から430日にわたる、刺激的なスペイン滞在日記。

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