わが亡きあとに洪水はきたれ ─ルポルタージュ 巨大企業と労働者

斎藤 茂男

70年代、世界のトップと競うまでになった日本の大企業の下に働く労働者の実態を七ヵ月に渡る取材でとらえた貴重なレポート。

わが亡きあとに洪水はきたれ ─ルポルタージュ 巨大企業と労働者
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 748円(税込)
  • Cコード:0136
  • 整理番号:さ-1-3
  • 刊行日: 1990/03/27
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:432
  • ISBN:4-480-02378-X
  • JANコード:9784480023780

この本の内容

70年代日本は、鉄鋼・造船・自動車・金融の各部門で大企業が繁栄し、世界の首位を競う「日本の時代」となった。その企業の下に働く労働者の実態はいかなるものであったか。合理化による労働強化の増大、コンピューター導入による神経的緊張の増大、仲間との連帯から切りはなされた孤独労働の増大、「モノを創る」喜びからの遮断など…。1973年から74年にかけて7カ月にわたって労働現場を直接取材したこの記録は、今日の労働問題の原点をえぐった貴重なレポートである。

この本の目次

1 「石油・石油化学」檻の中の労働者
2 「海運・港湾・造船」世界第1位への航跡
3 「自動車」くたばれモダンタイムス
4 「鉄鋼」繁栄の詐術
5 「電機」華麗なイメージの内幕
6 「スーパーマーケット」繋がれた娘たち
7 「銀行・保険」疾走するホワイトカラー
8 「運輸・農漁民」裏街道の人びと

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