日々の過ぎ方 ─ヨーロッパさまざま

堀田 善衞

ヨーロッパ文化を骨太くとらえると同時に日常の細部をたんねんに見る視線。10年に亙るスペイン暮しから得た興味尽きぬ文明論そして日本論。

日々の過ぎ方 ─ヨーロッパさまざま
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 619円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:ほ-1-4
  • 刊行日: 1991/01/29
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-02509-X
  • JANコード:9784480025098
堀田 善衞
堀田 善衞

ホッタ ヨシエ

1918年、富山県高岡市に生まれる。慶応大学文学部フランス文学科 を卒業。1952年、「広場の孤独」その他の作品により芥川賞を受賞。主な作品に『海鳴りの底から』、『若き日の詩人たちの肖像』、『方丈記私記』、『ゴヤ』、『スペイン断章』、『定家明月記私抄』、『ミシェル 城館の人』などがある。50年に及ぶ文業は、『堀田善衞全集・全16巻』(筑摩書房)に集成されている。1998年没。

この本の内容

スペインに長期滞在するなかで、ヨーロッパの骨格を大づかみにとらえ、かつ、細々とした部分に固有の文化を発見する日々の記録。窓についての考察、広場での思いが、やがてヨーロッパ文化論となりひいては日本論となる。円熟した筆法と若々しい思考にみちた本。

この本の目次

不思議な訪問客
キャンプか、生活か
時計のない空間
ヨーロッパのワン公たち
広場にて
霧のリンボン
南仏昨今
ナポレオンの証文とジブラルタル
スイスという国
日本おみやげ駆動記
マドリード所在私蔵ゴヤ展
サハラ砂漠直行便
神は存在するか
どうしてこう華奢か
カルチュア・ショック〔ほか〕

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