誰も不思議に思わない

堀田 善衞

この10年、日本では誰も不思議に思わなくなった様々な現象をさらりと、しかし鋭く語り、去って行った文学者を偲ぶ。鶴見俊輔氏との対談も収録。

誰も不思議に思わない
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 619円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:ほ-1-6
  • 刊行日: 1993/02/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-02692-4
  • JANコード:9784480026927
堀田 善衞
堀田 善衞

ホッタ ヨシエ

1918年、富山県高岡市に生まれる。慶応大学文学部フランス文学科 を卒業。1952年、「広場の孤独」その他の作品により芥川賞を受賞。主な作品に『海鳴りの底から』、『若き日の詩人たちの肖像』、『方丈記私記』、『ゴヤ』、『スペイン断章』、『定家明月記私抄』、『ミシェル 城館の人』などがある。50年に及ぶ文業は、『堀田善衞全集・全16巻』(筑摩書房)に集成されている。1998年没。

この本の内容

物と企業だけの海外進出について、“We are the world”の歌詞について、老人海外移住計画の奇怪さについて、去っていった多くの文学者について…。10年間のスペイン在住経験をふまえ、日本においては誰も不思議に思わなくなった現象をさらりと、ちくりと批評するエッセイ集。『ちくま』連載36回分を収録。

この本の目次

誰も不思議に思わない
古市(町・村)復旧コンクール
歴史は繰り返さない
大失望
ウルティマ?
カルメンとフラメンコなるものについて
ア・コーラス・ライン
ホタルとカラス
ホテルと法王ボニファティウス8世との関係
単位について〔ほか〕

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