愛の疾走

三島 由紀夫

小説の題は決まったが、中身は未定(!?)。若き男女二人の恋愛を題材に、笑いあり涙ありの、作者に珍しい 小説中小説 。

愛の疾走
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 682円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:み-13-3
  • 刊行日: 1994/03/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-02854-4
  • JANコード:9784480028549
三島 由紀夫
三島 由紀夫

ミシマ ユキオ

(1925-1970)本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『反貞女大学』『命売ります』『私の遍歴時代』『文化防衛論』などがある。

この本の内容

漁を営む青年田所修一。近代的カメラ工場に勤める正木美代。この二人に恋をさせ、小説のモデルにしようとたくらむ大島十之助。その策略を二人にバラす大島の妻…。劇中劇風のたくみな構成で贈る恋あり、笑いあり、涙ありのエンターテインメント小説。

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