一刀斎の古本市

森 毅

バラード「太陽の帝国」、中井久夫「分裂病と人類」、グラス「ブリキの太鼓」等四三篇のすばらしい読書案内、いやそれ以上のものだ。

一刀斎の古本市
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 定価:632円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:も-4-12
  • 刊行日: 1996/09/24
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-03191-X
  • JANコード:9784480031914
森 毅
森 毅

モリ ツヨシ

1928年、東京生まれ。数学者。東京大学理学部数学科を卒業。京都大学教養部で教鞭を執り、また民間の数学教育運動にも参画した。京都大学名誉教授。学生時代には三味線、長唄、歌舞伎に凝り、着流し姿で東大に通ったこともあるとか。講義では意味・こころを伝えることに力点を置き、その独特の芸風が学生の人気をさらった。自由な発想による論評の鋭さから、 “一刀斎”と呼ばれている。数学関係の主な著書として、『数学の歴史』(講談社学術文庫)、『微積分の意味』(日本評論社)、『指数・対数のはなし』(東京図書)など。エッセイや評論にもファンが多く、自伝『自由を生きる』(東京新聞出版局)がある。

この本の内容

「文学なんてどうせエンターテインメント。それで日常がゆるがされれば言うことはない」。思いもよらなかったあざやかな切り口、見すごされがちな急所突きを示してあますところない一刀斎の本読みの極意。中井久夫『分裂病と人類』、グラス『ブリキの太鼓』、プルースト『失われた時を求めて』など長短43篇を縦横濶達に切りまくる、すばらしい読書案内。

この本の目次

中井久夫『分裂病と人類』
河合雅雄『森林がサルを生んだ』
網野善彦『無縁・公界・楽』
ヴォネガット『母なる夜』
本田和子『異文化としての子ども』
岡田節人『試験管のなかの生命』
中尾佐助『栽培植物の世界』
カルヴィーノ『まっぷたつの子爵』
山中康裕『少年期の心』
金達寿『古代日朝関係史入門』〔ほか〕

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