大菩薩峠15

中里 介山

不破の関で竜之助と邂逅、お銀様は「理想の国」を熱く語る。一方、白雲は奥の細道を漂々の旅。駒井は仙台湾へ…不破の関の巻、白雲の巻収録。

大菩薩峠15
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 946円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:な-21-15
  • 刊行日: 1996/07/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:464
  • ISBN:4-480-03235-5
  • JANコード:9784480032355
中里 介山
中里 介山

ナカザト カイザン

(1885〜1944)東京府下西多摩村(現、羽村市)生まれ。15歳で上京、電話局交換手・小学校教員を経て木下尚江らの社会主義運動に加わる。明治37年(1904)都新聞社に入り、同39年に処女作『氷の花』を発表、続いて『浄瑠璃坂の仇討』他を都新聞に連載し文名をあげた。大正2年(1913)29歳で『大菩薩峠』連載を開始。都新聞連載中絶後は、毎日新聞、国民新聞、読売新聞などに昭和16年(1941)まで書き継がれ、この間29年に及ぶがついに未完に終わった。

この本の内容

代官の妾を伴い近江・美濃の国境へ到った竜之助は、女の口舌をよそに宿をでた。時を同じくお銀様は関ケ原を一人さまよううち、お角に託された米友に追いつかれる。尺八の音に誘われた二人は思いがけず竜之助と邂逅、不破の関で語らう。お銀様は熱っぽく「理想の国」建設を説いた。一方、関ケ原合戦の模擬戦を企てた道庵、雲助を率いて悦に入る。絵師白雲は奥の細道をたどりつつ飄々の旅。駒井また仙台湾へ…「不波の関の巻」「白雲の巻」を収録。

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