大菩薩峠17

中里 介山

駆落ちしたマドロス、もゆるを追い白雲は、なお北上する。一方、竜之助は遊魂のごとく長浜を徘徊し、刃をふるっていた…新月の巻、恐山の巻。

大菩薩峠17
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 836円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:な-21-17
  • 刊行日: 1996/08/22
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:496
  • ISBN:4-480-03237-1
  • JANコード:9784480032379
中里 介山
中里 介山

ナカザト カイザン

(1885〜1944)東京府下西多摩村(現、羽村市)生まれ。15歳で上京、電話局交換手・小学校教員を経て木下尚江らの社会主義運動に加わる。明治37年(1904)都新聞社に入り、同39年に処女作『氷の花』を発表、続いて『浄瑠璃坂の仇討』他を都新聞に連載し文名をあげた。大正2年(1913)29歳で『大菩薩峠』連載を開始。都新聞連載中絶後は、毎日新聞、国民新聞、読売新聞などに昭和16年(1941)まで書き継がれ、この間29年に及ぶがついに未完に終わった。

この本の内容

駒井の率いる無名丸からマドロスともゆるが脱走、駆落ちした。絵師白雲が探索に向かい発見、ついで白雲は恐山へ足をのばす。それより先、道庵は薬草探しで山中に踏み迷い、はからずもお銀様の胆吹王国へ到る。時を同じく遊魂のように竜之助が出現、長浜の町に夜な夜な辻斬りの横行をみる。一方江戸では、お絹が築地の異人館に入り浸り、神尾は根岸の屋敷で酒に荒れていた…「新月の巻」「恐山の巻(一〜百四十六)」を収録。

この本の目次

新月の巻(承前)
恐山の巻

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