一少年の観た〈聖戦〉

小林 信彦

下町での生活、日米開戦、集団疎開、そして敗戦。戦争下で観た映画の数々。一人の子供の成長のドキュメントともうひとつの映画史。
【解説: 泉麻人 】

一少年の観た〈聖戦〉
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 682円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:こ-4-17
  • 刊行日: 1998/07/23
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-03403-X
  • JANコード:9784480034038
小林 信彦
小林 信彦

コバヤシ ノブヒコ

1932年生まれ。早稲田大学文学部英文学科卒業。作家。著書に『東京少年』『日本橋バビロン』『流される』の三部作、『日本の喜劇人』『つなわたり』『おかしな男 渥美清』ほか。近著は『わがクラシック・スターたち』。

この本の内容

太平洋戦争は子供にとっても「聖戦」だった。アメリカ映画が観られなくなった日米開戦、自分とジャングルが地続きになった!と喜んだシンガポール占領、映画が観られずイライラした集団疎開…。一人の少年が戦争下の日々をどのように過ごし、成長したか、という私的かつユーモラスなドキュメント。

この本の目次

「皇紀二千六百年」十一月のモダニズム―1940年
開戦まで―1941年
毎日が「お祭り」―1942年
「米英的」なるものを求めて
開戦一周年の「特撮映画」
ガダルカナル島撤退前後―1943年
若い天才監督の登場
活劇の法則
「熱風」と「大東亜会議」前後
「無法松の一生」の皮肉な運命〔ほか〕

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