文読む月日 上
一日一章、一年三六六章。古今東西の聖賢の名言・箴言を日々の心の糧となるよう、晩年のトルストイが心血を注いで集めた一大アンソロジー。
推薦文 姜尚中
「トルストイがその生涯を賭けて見いだしたもの、それは愛であった。偉大な文豪は、一切の虚飾、一切の思弁、一切の意匠を取り去った果てにそれを見いだしたのだ。この真理を見失った精神の荒野に本書に収められた言葉のひとつひとつが、甘露の法雨のように降り注ぐ。この潤いの雨こそ、万巻の書物にも勝ることを本書は静かに、力強く語ってくれる。自由と独立と自己(おのれ)を恣にしながら、孤独と不安に苛まされる現代にこそ、本書は読まれるべきだ。」
1日を1章とし、1年366日、古今東西の聖賢の名言を、日々の心の糧となるよう、結集・結晶させた、一大「アンソロジー」。最晩年のトルストイが、序文だけでも100回以上の推敲を重ね、6年の歳月を費やし、心血を注いで完成させた。総勢170名にものぼる聖賢の名言の数々は、まさに「壮観」。トルストイ自身、「自分の著述は忘れ去られても、この書物だけは、きっと人びとの記憶に残るに違いない」と語り、臨終の数日前にも、娘タチヤーナに10月28日の章を読ませて、「みんないい、みんな簡潔でいい…、そうだ、そうだ…」と呟いたという。トルストイを敬愛してやまない訳者の「心訳」による、わが国初の完全訳。上巻は1月から5月までを収録。
一月
二月
三月
四月
五月
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