友だちは無駄である

佐野 洋子

友だちは無駄である! でもその無駄がいいのよ。つまらないことや無駄なことって、たくさんあればあるほど魅力なのよね。一味違った友情論。

友だちは無駄である
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0012
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1988/08/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:B6判
  • ページ数:208
  • ISBN:4-480-04117-6
  • JANコード:9784480041173
佐野 洋子
佐野 洋子

サノ ヨウコ

(1938-2010)北京生まれ。武蔵野美術大学卒業。絵本、小説、エッセイの各分野で活躍。2003年紫綬褒章受章。絵本に『100万回生きたねこ』、『おじさんのかさ』(サンケイ児童出版文化賞推薦)、『わたしが妹だったとき』(新美南吉文学賞)、エッセイ集に『がんばりません』『私はそうは思わない』、『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)、『シズコさん』『役にたたない日々』など。

この本の内容

友だちはお金になるわけではなく、社会的地位向上に役立つものでもない。すぐには役に立ちそうもないし、何に使ったらよいかもわからない。能率や成績や進歩にも直接かかわらない。そういう意味で無駄である。友だちなんていてもいなくてもいいけど、ともに持つ無駄な時間にこそ意味がある。でもその無駄がいいのよ。つまらないことや無駄なことって、たくさんもっていればいるほど魅力なのよね。中学生から。

この本の目次

子どもって、たいへんだったなあ
肉親ではない他人を求める時
それぞれの人生はじまってしまうものなんだ
自然にまた情が情を呼んじゃうんだよね
おとなになった私は女友だちとこんな話をしている

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