新世紀アジアの構想

渡辺 利夫

急速な経済成長を遂げたNIESとASEAN諸国。背景にある軍・政治エリート主導の政治経済システム「権威主義開発体制」を分析し、東アジア成長の謎に迫る。

新世紀アジアの構想
  • シリーズ:ちくま新書
  • 726円(税込)
  • Cコード:0233
  • 整理番号:23
  • 刊行日: 1995/02/16
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-05623-8
  • JANコード:9784480056238
渡辺 利夫
渡辺 利夫

ワタナベ トシオ

1939年甲府市生まれ。慶應義塾大学卒業。経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を経て、現在、拓殖大学総長。外務省国際協力有識者会議議長(前)。第17期学術会議会員。アジア政経学会理事長(元)、山梨総研理事長。2011年、正論大賞。著書として『成長のアジア 停滞のアジア』(吉野作造賞)、『開発経済学──経済学と現代アジア』(大平正芳記念賞)、『西太平洋の時代』(アジア・太平洋賞大賞)、『神経症の時代──わが内なる森田正馬』(開高健賞正賞)、『新 脱亜論』(文春新書)などがある。

この本の内容

急速な経済成長を遂げ、国際的地位を掌中にしたNIES。それに急迫するASEAN諸国、そして巨大な中国。その背景には市場への政府介入が容認される経済システム、すなわち権威主義開発体制があった。開発体制の詳細な描写、貿易・投資メカニズムの分析によって、東アジア成長の軌跡を辿り、さらには日本が選択すべき開発援助の方向をも示唆する一冊。

この本の目次

第1章 NIESの今日をもたらしたものはなにか
第2章 ASEAN諸国の開発体制
第3章 中国の経済発展をどう理解するか
第4章 東アジア経済発展の国際的契機
第5章 日本の対応―自助努力支援の理念を高く掲げよ

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