ケルト美術への招待

鶴岡 真弓

文字の使用を禁じられたケルト人は、抽象的で装飾性に富んだ多くの芸術作品を残した。その華麗で幻惑的な文様空間の全貌を、多数の図版と解説によって紹介する。

ケルト美術への招待
  • シリーズ:ちくま新書
  • 726円(税込)
  • Cコード:0270
  • 整理番号:36
  • 刊行日: 1995/06/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-05636-X
  • JANコード:9784480056368
鶴岡 真弓
鶴岡 真弓

ツルオカ マユミ

専門は、ケルト芸術文化史、美術文明史。早稲田大学大学院修了、ダブリン大学トリニティ・カレッジ留学。現在、多摩美術大学芸術人類学研究所長・芸術学科教授。著書に、『ケルト/装飾的思考』『ケルト美術』(いずれも、ちくま学芸文庫)、『阿修羅のジュエリー』(イースト・プレス)など多数。

この本の内容

文字の使用を禁じられていたケルト人は、その民族的個性を、渦巻文様や組紐文様など抽象的で装飾性に富んだ作品として残した。その期間は、彼らが中央ヨーロッパで文明のリーダーシップを発揮していく紀元前700年頃から、のちにローマ・ゲルマンに追われてたどり着いたアイルランドなど極西の島嶼地方で花開かせた、初期キリスト教文化の時代にまで及んでいる。このヨーロッパの広大な空間を背景にしたケルト美術の華麗な世界を、多数の図版とコンパクトな解説によって紹介する。

この本の目次

序章 ミクロのなかのマクロな世界
第1章 ハルシュタット美術
第2章 ラ・テーヌ美術
第3章 ガリア美術の見方
第4章 ケルト修道院文化
第5章 装飾写本芸術の輝き
第6章 ケルティック・リヴァイヴァル

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可