パレスチナ問題を解く ─中東和平の構想

森戸 幸次

中東世界では宗教、民族、ナショナリズムが錯綜し、理解しにくいことが多い。大きな歴史的分水嶺を迎えているパレスチナ問題を軸に、中東政治の構造を読み解く。

パレスチナ問題を解く ─中東和平の構想
  • シリーズ:ちくま新書
  • 726円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:61
  • 刊行日: 1996/02/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-05661-0
  • JANコード:9784480056610

この本の内容

イスラエルとPLOの劇的な「オスロ合意」によって、パレスチナ人による五年間の暫定自治統治システムが動き出した。パレスチナ現代史上、これは英国の委任統治、ヨルダンによる支配、イスラエル占領に継ぐもので、パレスチナ問題は大きな歴史的分水嶺を迎えようとしている。宗教対立とアラブ・ナショナリズムに揺れる中東世界の動向を背景に、パレスチナ和平の行方を探る。

この本の目次

序章 あるパレスチナ人思想家の軌跡
第1章 現代中東政治をどう読み解くか
第2章 パレスチナの土地はだれのもの
第3章 オスロ合意とは何か
第4章 パレスチナ自治
第5章 イスラエルとイスラム政治運動
第6章 中東和平の構想

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