スキャンダルの明治

奥 武則

高橋お伝や花井お梅の毒婦物語、黒岩涙香の<<「万朝報」: よろずちょうほう >>が報じた明治の三大スキャンダル。しかしそのセンセーショナルな報道の奥に隠された<意図>とは何だったのか?

スキャンダルの明治
  • シリーズ:ちくま新書
  • 726円(税込)
  • Cコード:0221
  • 整理番号:95
  • 刊行日: 1997/01/16
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-05695-5
  • JANコード:9784480056955

この本の内容

明治十年代―高橋お伝や花井お梅の毒婦物語。明治二、三十年代―まむしの周六こと黒岩涙香の「万朝報」が報じた明治三大スキャンダル。すなわち、「相馬家毒殺騒動」「淫祠蓮門教会」「蓄妾の実例」。しかしそのセンセーショナルな記事の奥に、実は隠された「意図」を読みとることができないだろうか?明治国家という「想像の共同体」を創る制度として、その共通の関心を担う国民を創る制度として、スキャンダル報道は機能していたのではなかったか?「赤新聞」の報道にもうひとつの国民文化の形成を読みとる、スリリングな明治文化史。

この本の目次

第1章 江戸の情報空間
第2章 毒婦たちのいた場所
第3章 「まむしの周六」登場
第4章 相馬家毒殺騒動
第5章 淫祠蓮門教会
第6章 蓄妾の実例

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