経済対立は誰が起こすのか

野口 旭

困ったエコノミストがいる。怪しげな理論を吹聴し、摩擦を起こす人のことだ。どこがどう怪しいのかを暴き出し、正しい考え方を提示する。

経済対立は誰が起こすのか
  • シリーズ:ちくま新書
  • 726円(税込)
  • Cコード:0233
  • 整理番号:141
  • 刊行日: 1998/01/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:4-480-05741-2
  • JANコード:9784480057419
野口 旭
野口 旭

ノグチ アサヒ

1958年生まれ。東京大学経済学部卒。同大学院経済学研究課博士課程修了。現在、専修大学経済学部教授。専門は国際経済学。著書に『国際経済学――理論と現実』(共著、ナカニシヤ出版)、『誰にも聞けなかったニュースの経済』(日本経済新聞社)、『経済学を知らないエコノミストたち』(日本評論社)、『経済論戦――いまここにある危機の虚像と実像』(日本評論社)、『ゼロからわかる経済の基本』(講談社現代新書)、『エコノミストたちの歪んだ水晶玉――経済学は役立たずか』(東洋経済新報社)ほか。

この本の内容

本書では、経済摩擦、貿易不均衡問題などに関して、巷に流布されているこうした皮相かつ浅薄な見解を徹底的に批判し、このような問題への経済学的に正しい捉え方とは何かを示す。と同時に、世界的な市場化と情報化という流れの中での、日本の旧来的官僚主導システムの持つ弊害を論じる。

この本の目次

序章 トンデモ国際経済論を超えて
第1章 攻撃的対日通商政策をめぐる聖と俗
第2章 国際収支の良い見方と悪い見方
第3章 貿易の本当の意義とは何か
第4章 国際弱肉強食主義の幻想
第5章 日本の何が問題なのか

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