万葉集と古代韓国語

金 公七

枕詞は万葉集の解きがたい謎として残されてきた。歴史の闇に消えた古代新羅の郷歌集「三代目」と万葉集の不思議な関係の中から枕詞の意味がここに初めて蘇える。

万葉集と古代韓国語
  • シリーズ:ちくま新書
  • 726円(税込)
  • Cコード:0295
  • 整理番号:169
  • 刊行日: 1998/08/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-05769-2
  • JANコード:9784480057693

この本の内容

万葉集に数多く存在する枕詞の多くは、明確な意味をもたず、語調を整える働きをすることばとのみ説明されてきた。長く韓国で日本古文の研究に携ってきた著者は、万葉集のなかに喪われた古代新羅の郷歌集「三代目」の影響を想定し、様々な分節化の試みの末、枕詞が古代韓国語の意訳されたもの、との確信を抱く。古代韓国語を通して浮び上がる枕詞の意味とは?第一番雄略歌、第二番舒明歌の想像を超えた世界とは。

この本の目次

序章 万葉集と古代新羅郷歌との類縁
第1章 万葉集の枕詞を韓国語から解読する
第2章 万葉集第四五番歌の新釈
第3章 万葉集第一・二番歌の枕詞と歌詞を読む
第4章 古伝の枕詞を読む

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