長崎聞役日記 ─幕末の情報戦争

山本 博文

欧米列強からの高まる開国の圧力に対して長崎聞役が設けられ、藩と日本の命運を賭けた情報活動が行われた。初めて公開された聞役の日記が物語る日本外交の原点。

長崎聞役日記 ─幕末の情報戦争
  • シリーズ:ちくま新書
  • 726円(税込)
  • Cコード:0221
  • 整理番号:187
  • 刊行日: 1999/02/18
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-05787-0
  • JANコード:9784480057877
山本 博文
山本 博文

ヤマモト ヒロフミ

1957年生まれ。東京大学大学院情報学環・史料編纂所教授。専門は江戸時代の政治外交史研究および武士研究。著書に『江戸お留守役の日記』(第40回日本エッセイスト・クラブ賞、講談社学術文庫)、『切腹』(光文社新書)、『江戸に学ぶ日本のかたち』(NHKブックス)、『現代語訳 武士道』(訳/新渡戸稲造・著、ちくま新書)など多数。

この本の内容

サムライ外交官の危機管理。幕府と西国諸藩は、黒船にどう対処したのか。日記が明かす「長崎駐在大使」の生活と意見。

この本の目次

第1章 長崎聞役の華麗な寄合(遊所での寄合をめぐる争い
三藩聞役の組合離脱)
第2章 平戸藩長崎聞役の日記(平戸オランダ商館の長崎移転
正保四年の黒船来航と平戸藩 ほか)
第3章 長崎聞役と海外情報(オランダ風説書と通詞
長崎聞役とオランダ通詞 ほか)
第4章 ロシアとの交渉と聞役の動き(プチャーチンの長崎来航と熊本藩聞役
幕府応接掛の交渉と情報の漏洩)
第5章 江戸・長崎情報戦争(国際都市となった長崎
ポサドニック号事件)

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