アメリカのパワー・エリート

三輪 裕範

アメリカを動かすのは誰か。大統領を軸に議会、ロビイスト、各省庁、ホワイトハウスなどパワーゲーム参加者の役割を歴史的に検証し、最強の権力の意外な姿に迫る。

アメリカのパワー・エリート
  • シリーズ:ちくま新書
  • 792円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:430
  • 刊行日: 2003/09/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-06130-4
  • JANコード:9784480061300
三輪 裕範
三輪 裕範

ミワ ヤスノリ

1957年兵庫県生まれ。1981年に神戸大学法学部を卒業後、伊藤忠商事に入社。鉄鋼貿易本部、海外市場部を経て、ハーバード・ビジネス・スクールに留学LMBAを取得。その後、大蔵省財政金融研究所主任研究官、経団連21世紀政策研究所主任研究員、伊藤忠商事会長秘書、調査情報部長等を経て、現在、伊藤忠経済研究所長。現役ビジネスマンとして活躍するかたわら、9冊の著書を出版。『週刊東洋経済』の「最強の『読書術』」特集において、「読書の達人」として紹介される。また、丹羽宇一郎元伊藤忠商事会長(現中国大使)のブレーンとして知られるとともに、新聞・テレビ等においてエコノミストとしても活躍中。著書に『ビジネスマンのためのクオリティ・リーディング』(創元社)、『人間力を高める読書案内』(ディスカヴァ一・トゥエンティワン)、『四〇歳からの勉強法』(ちくま新書)など多数。

この本の内容

アメリカは不思議な国である。民主主義国家とは言いながら、政党の力はとても弱い。言論の自由が強く主張される一方で、異論に対する攻撃は激しい。ではアメリカの「国のかたち」は、どのように決められていくのだろうか。利害の調整がさまざまなレベルで、しかもモダンな雰囲気を漂わせながら複雑に展開されるために、その実像をつかむのは難しい。権力の意思が決定されていくプロセスを、大統領と議会やホワイトハウス、各省庁、ロビイスト、政党など多面的な関係の中にたどり、パワーゲームの舞台裏に迫る。

この本の目次

第1章 アメリカの政党は強いか(緩やかな連合体
誰も知らない全国委員長 ほか)
第2章 政治を動かすロビイスト(ロビイストとは何か
憲法で保障された権利 ほか)
第3章 議会優位から大統領優位へ(はじめに議会ありき
消極的な大統領 ほか)
第4章 大統領補佐官と閣僚(ホワイトハウス・コミュニティ
自費によるスタッフ雇用 ほか)
第5章 ホワイトハウス・スタッフの理想と現実(主導権を握るニクソン政権のホワイトハウス
ホワイトハウスのラスプーチン ほか)

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