DNAから見た日本人

斎藤 成也

急速に発展する分子人類学研究が描く、不思議で意外なDNAの遺伝子系図。東アジアのふきだまりに位置する 日本列島人 の歴史を、過去から未来まで展望する。

DNAから見た日本人
  • シリーズ:ちくま新書
  • 792円(税込)
  • Cコード:0245
  • 整理番号:525
  • 刊行日: 2005/03/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-06225-4
  • JANコード:9784480062253
斎藤 成也
斎藤 成也

サイトウ ナルヤ

1957年生まれ。国立遺伝学研究所教授。総合研究大学院大学生命科学研究科遺伝学専攻教授、東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻教授を兼ねる。日本学術会議会員。著書に『DNAから見た日本人』(ちくま新書)、『ゲノム進化学入門』(共立出版)、『自然淘汰論から中立進化論へ』(NTT出版)などがある。

この本の内容

人類の祖先と考えられているラミダス猿人は、約六〇〇万年前にアフリカ大陸に現われた。その後、アウストラロピテクスやホモ・エレクトスなどの進化段階を経て、現代人とあまり変わらない顔つきの人類が地球上に広く進出するようになったのは、二〇万年ほど前である。現代人の遺伝子を調べれば、過去に人類が拡散した様子が、ある程度は復元できる。こうして遺伝子DNAの分析を中心とする近年の分子人類学の研究は、次々に意外な事実を明らかにしつつある。東アジアの、海に隔てられた一角を占める“日本列島人”の起源の謎に迫る。

この本の目次

第1章 進化するDNA
第2章 遺伝子でつながる地球上の人々
第3章 アフリカから追い出される
第4章 日本列島に移り住んだ人々
第5章 古代DNA
第6章 骨の形から見た日本列島人
第7章 世界における日本語の位置
第8章 DNAの個人差がもたらす遺伝的な違い
第9章 「日本人」が消えるとき

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