『新約聖書』の「たとえ」を解く

加藤 隆

真のメッセージを読め
後世の説教はもちろん、『新約聖書』も、イエスの「たとえ」を誤解している!
刺激的な読み直し。

イエスが「たとえ」に込めたメッセージとは何か? 「隣人愛」から「人間の平等」までについて、史的イエスの真意をさぐり、『聖書』の複雑で豊かな世界を案内する。

『新約聖書』の「たとえ」を解く
  • シリーズ:ちくま新書
  • 814円(税込)
  • Cコード:0216
  • 整理番号:627
  • 刊行日: 2006/11/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-06330-7
  • JANコード:9784480063304
加藤 隆
加藤 隆

カトウ タカシ

1957年生まれ。ストラスブール大学プロテスタント神学部博士課程修了。神学博士。千葉大学文学部教授。著書に、『旧約聖書の誕生』(ちくま学芸文庫)、『新約聖書はなぜギリシア語で書かれたか』(大修館書店)、『『新約聖書』の誕生』(講談社選書メチエ)などがある。

著者からのメッセージ

「たとえ話」と現実[全文を読む]

この本の内容

『新約聖書』の中で、イエスはさまざまな「たとえ」を通して、人々に働きかける。しかし、なぜ「たとえ」を使うのか?それらの「たとえ」にはどのようなメッセージが込められているのか?「隣人愛」や「善行」、そして「人間の平等」などの問題について、「福音書書記者」たちの立場や思惑も考えあわせながら、史的イエスの真意をさぐり、『聖書』の複雑で豊かな世界を案内する。

この本の目次

第1章 イエスの立場、福音書の立場
第2章 「隠喩」と「たとえ話」
第3章 神への愛と隣人愛―「サマリア人」のたとえ話
第4章 救われる人間とは―「放蕩息子」のたとえ話
第5章 律法と現実―「宴会への招待」のたとえ話
第6章 「たとえ話」の秘密―「種まき」のたとえ話

読者の感想

2011.4.18 川名 弘

たいへん刺激的な内容で、3回読み返しました。
ところで本書のあとがきに、43ある「イエスのたとえ話」のすべてについての解説の準備がすでにできているとあります。

一日も早い出版が待たれます。
よろしくお願いいたします。

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