和算で数に強くなる!

高橋 誠

江戸から現代へ
算術四○○年の旅

算数の常識が江戸時代には通用しない? 高度に発展した和算でも、ゼロや分数があいまいだったなんて。和算の問題を解きながら、数についての感性に磨きをかける。

和算で数に強くなる!
  • シリーズ:ちくま新書
  • 792円(税込)
  • Cコード:0241
  • 整理番号:778
  • 刊行日: 2009/04/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-06474-5
  • JANコード:9784480064745
高橋 誠
高橋 誠

タカハシ マコト

1948年神奈川生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。出版社勤務、塾講師などを経てライタ一に。01年から08年まで「読売ウィークリー」の著者インタビューを担当。niftyの「教育フォーラム」内「塾と予備校の部屋」の初代世話役を務めた。現在はmixiに出没する。ハンドル名は、20年近く「メタメタ」を通す。共著に『もう学校では学べない教科書』(白泉社)、『やわらか頭「江戸脳」をつくる和算ドリル』(講談社+α新書)などがある。

推薦のことば

江戸っ子の数覚 小飼弾

小飼弾ブログ 404 Blog Not Found

この本の内容

私たちの算数の常識が、江戸時代には通用しない?日本独自に高度に発展した和算でも、受験算数でおなじみの植木算はなかったし、旅人算や速さの考え方はまだまだ未発達だった。江戸の庶民は、分数の計算ができなかったし、角度も知らなかった。ゼロの概念も江戸時代から明治時代にかけて、次第に成長していったのだ。昔の和算や算術の教科書の問題を解きながら、数の感覚の違いに迫っていく。

この本の目次

第1章 江戸時代のゼロの成長物語
第2章 誰がはじめて植木算で木を植えたのか
第3章 植木算がありえなかった理由
第4章 ギリシアの点と江戸の一里塚
第5章 分数事始
第6章 坊つちやん、角を立てる
第7章 千里馬はいったい何里走ったのか
第8章 鶴と亀の進化論
終章 和算洋算盛衰記―そして和算DNAは受験算数へ
補章 算木で計算する

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