分析哲学講義

青山 拓央

現代哲学を一変させた、
その手法とは?

現代哲学の全領域に浸透した「分析哲学」。言語のはたらきの分析を通じて世界の仕組みを解き明かすその手法は切れ味抜群だ。哲学史上の優れた議論を素材に説く!

分析哲学講義
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,012円(税込)
  • Cコード:0210
  • 整理番号:944
  • 刊行日: 2012/02/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-06646-6
  • JANコード:9784480066466
青山 拓央
青山 拓央

アオヤマ タクオ

1975年生まれ。現在、山口大学時間学研究所准教授。哲学の観点から、とくに時間・言語・自由・心身関係を考察。県立浦和高校、千葉大学文学部、同大学院博士課程、日本学術振興会特別研究員などを経て現職。2006年、日本科学哲学会第1回石本賞を受賞。2011年、文部科学大臣表彰科学技術賞を研究グループにて受賞。おもな著書に『新版 タイムトラベルの哲学』(ちくま文庫)、『〈私〉の哲学を 哲学する』(講談社、共著)、『時間学概論』(恒星社厚生閣、共著)、『現代形而上学論文集』(勁草書房、共編訳)など。

この本の内容

フレーゲとラッセルの論理学研究に始まり、クワイン、ウィトゲンシュタインらの活躍を経て、現在では哲学の全領域に浸透した分析哲学。言語や概念の分析を通じて世界を捉えるその手法は、驚くほど幅広い分野で、新たな発見をもたらしてくれる。「言葉はなぜ意味をもつのか」「自然科学における自然とは何か」といった問いから、可能世界、心の哲学、時間と自由といったテーマまで、哲学史上の優れた議論を素材に、その先を自ら考えるための一冊。問題を正確に考え抜く「道具」としての分析哲学を伝える、珠玉の入門講義。

この本の目次

講義1 分析哲学とは何か
講義2 意味はどこにあるのか
講義3 名前と述語
講義4 文脈原理と全体論
講義5 意味はどこに行ったか
講義6 二つの自然と、意味の貨幣
講義7 可能世界と形而上学
講義8 心の哲学の眺望
講義9 時間と自由

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