日本経営哲学史 ─特殊性と普遍性の統合

林 廣茂

中世から近代まで日本経営哲学の展開をたどり、渋沢栄一、松下幸之助、本田宗一郎ら20世紀の代表的経営者の思想を探究。日本再生への提言を込めた経営哲学全史。

日本経営哲学史 ─特殊性と普遍性の統合
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0234
  • 整理番号:1413
  • 刊行日: 2019/06/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:400
  • ISBN:978-4-480-07232-0
  • JANコード:9784480072320

この本の内容

日本の経営哲学の核心には、古来「和魂」と呼びうる独特の宗教性・倫理道徳性・世界観がある。この和魂が劣化し、日本企業は「モノ造り」から「コト創り」への価値創造の転換に失敗したのだ。本書は、中世から現代までの日本の経営哲学の展開を概観し、渋澤栄一から松下幸之助・本田宗一郎らに至る代表的経営者の系譜をたどりつつ、その思想に顕れた和魂の実相を見る。そして日本再生に向け、日本的特殊性とグローバルな普遍性を最適統合した新和魂の経営哲学を提唱する。

この本の目次

序章 経営哲学とは何か
第1章 経営哲学前史―日本人の思想の系譜をたどる
第2章 封建日本期の文明システムと経営哲学―江戸時代
第3章 帝国日本期の文明システムと経営哲学―明治・大正・昭和戦前・戦中期
第4章 民主日本期の文明システムと経営哲学―1945〜1990
第5章 経済大国化を担った企業家の経営哲学
第6章 戦後日本人の思想変遷
第7章 グローバル日本期の長期低迷と競争力の後れ―1991〜現在
終章 「新和魂グローバル最適経営」の提案
補章 武士道と商人道は二項対立で捉えるべきか

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