リベラルの敵はリベラルにあり

倉持 麟太郎

ネットが政治を動かす時代に、旧いままの民主主義をどう変えるか。分断と排除で動くヘタレリベラルと無法社会ニッポンを斬る挑戦状。

リベラルの敵はリベラルにあり
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:1519
  • 刊行日: 2020/09/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:368
  • ISBN:978-4-480-07335-8
  • JANコード:9784480073358

この本の内容

細分化されたアイデンティティ集団の近視眼的政治利用がリベラルの包容力を自壊させ、あまりに理想的に設定されたリベラルな価値からこぼれ落ちる生身の人々の憤りがポピュリズムを肥大化させる。グローバリズムとアルゴリズムの波は、個人の自律のみならず国家の自律をも脅かす。AI時代において国家と個人の自律を貫く具体策とは?ナショナル・アイデンティティによる包摂、そして「人の支配」から「法の支配」への脱却を斬新に提言する、気鋭の法律家によるリベラル再生に向けた挑戦状。

この本の目次

はじめに―Welcome to politics.
第1章 君たちは「アイデンティティ」を知っているか
第2章 包摂から排除へと屈折するリベラルの軌跡
第3章 アルゴリズムが脅かす個人と国家の「自己」決定
第4章 ネット社会での最大勢力「無党派層」の振り向かせ方
第5章 「人の支配」から「法の支配」へと脱皮せよ
第6章 カウンター・デモクラシーという新たな挑戦
おわりに―失敗してもいい。次はもっとうまく失敗しよう(Try again.Fail better.)

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