イギリスの工場・日本の工場(上) ─労使関係の比較社会学

ロナルド・ドーア 著 , 山之内 靖 翻訳 , 永易 浩一 翻訳

日英を代表する企業日立とEE社の工場の労使関係、経営組織を克明に比較研究し、日本的雇用システムの特徴と問題点を浮き彫りにする。

イギリスの工場・日本の工場(上) ─労使関係の比較社会学
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,540円(税込)
  • Cコード:0134
  • 整理番号:ト-1-1
  • 刊行日: 1993/05/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-08059-7
  • JANコード:9784480080592
ロナルド・ドーア
ロナルド・ドーア

ドーア,ロナルド

1925年生まれ。イギリスの社会学者。専攻は日本の経済および社会構造、資本主義の比較研究。ロンドン大学名誉教授、同志社大学名誉文化博士、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス特別研究員、英国学士院、アメリカ芸術科学アカデミー会員、日本学士院客員。社会学のみならず、経済学、人類学、歴史学、比較産業研究の各分野に貢献した。主な著書に『イギリスの工場・日本の工場』(筑摩書房)、『働くということ』『金融が乗っ取る世界経済』(いずれも中公新書)、『誰のための会社にするか』(岩波新書)、『日本型資本主義と市場主義の衝突』(東洋経済新報社)

山之内 靖
山之内 靖

ヤマノウチ ヤスシ

1933-2014年。東京大学経済学部卒業後、東京大学大学院社会科学研究科博士課程修了。東京外語大学名誉教授、フェリス女学院大学名誉教授。経済学博士。専門は、現代社会理論、歴史社会学。著書に『イギリス産業革命の史的分析』『マルクス・エンゲルスの世界史像』『社会科学の方法と人間学』『現代社会の歴史的位相』『マックス・ヴェーバー入門』など。

この本の内容

終身雇用・年功序列を中心とした「日本的経営」とは世界的な企業経営の中にあってどのように考えられるか。日本とイギリスを代表する二大会社、日立とイングリッシュ・エレクトリック社の工場の労使関係、経営組織に関して、従業員の意識から管理機能に至るまで、さまざまな角度から克明に比較研究する。それぞれのシステムの持つ特徴、管理者・労働者の意識の違いなどについて丹念に比較研究した待望の書の文庫化。

この本の目次

第1部 「工場」(4工場の概観
労働者―その構成および、採用・訓練方式
賃金
労働組合〈その成員と組織〉
イギリスの労使関係
日本の労使関係
労使関係の要約
コミュニティとしての企業
権限、機能および身分
2つの雇用システム
いくつかの関連領域)

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