占星術の起源

矢島 文夫

古代オリエントに遡るという占星術の起源をたどり、西洋中世におよぶ星辰崇拝と占いの文化的・科学的背景を神話や資料から解明する。

占星術の起源
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 968円(税込)
  • Cコード:0122
  • 整理番号:ヤ-11-3
  • 刊行日: 2000/08/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:4-480-08573-4
  • JANコード:9784480085733

この本の内容

十二宮占星術の起源はギリシャ・ローマからさらにオリエントにまでさかのぼる。エジプトやメソポタミアの神話は天体神を尊崇の対象とし、特定の星の出入りから暦を作り上げ、吉凶を読み取り、各月に意味を与えた。紀元前2世紀のバビロニアでは、すでに49の星座と1080の星が楔形文字で記され、占星術師は時の王朝に仕え重んじられた。本書では、神話や資料をたどり古代人の星辰信仰と宇宙観を探り、そこから成立した占星術的思考が、中世ヨーロッパにおいてどのように展開していったかを論じる。

この本の目次

第1章 オリエント宗教と天体神
第2章 カルデア人の科学
第3章 十二宮占星術の起源
第4章 十二宮占星術の展開
第5章 占星術的思考
西暦一七六年のホロスコープ
若干の古代占星術家について
オリエントの暦
オリエント人の世界観と人生観

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