江藤淳コレクション 4 ─文学論2

江藤 淳 著 , 福田 和也 編集

「批評家の気儘な散歩」「日本文学と『私』」「近代以前」「リアリズムの源流」「批評と私」「荷風散策」など、文学史的視野から論じられた文芸批評。

江藤淳コレクション 4 ─文学論2
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:エ-7-4
  • 刊行日: 2001/10/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:608
  • ISBN:4-480-08654-4
  • JANコード:9784480086549
福田 和也
福田 和也

フクダ カズヤ

1960年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。現在、慶應義塾大学環境情報学部教授。評論家。著書に『地ひらく──石原莞爾と昭和の夢』『山下奉文──昭和の悲劇』『乃木希典』『作家の値うち』『イデオロギーズ』『ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法』『贅沢な読書』『俗ニ生キ俗ニ死スベシ 俗生歳時記』などがある。『日本の家郷』で三島由紀夫文学賞、『甘美な人生』で平林たい子賞を受賞。編著に『江藤淳コレクション』(全4巻)などがある。

この本の内容

明治以降、大江健三郎にいたるまでの文学において「他者」の中に自分のイメージを発見するという危機を論じた「日本文学と『私』」、近世初期における藤原惺窩・林羅山らの儒学思想の展開を描ききる『近代以前』、写生文と他者の問題を取り上げた『リアリズムの源流』、『全文芸時評』の二十年余に及ぶ同時代の文芸に向けた時評のかずかず、永井荷風の昭和を日乗を引きつつ丹念に浮き彫りにした晩年の名作『荷風散策』などを収録。広く文学史・日本思想史的視野のもと繰り広げられる圧倒的な文芸評論。

この本の目次

批評家の気侭な散歩
日本文学と「私」 危機と自己発見
近代以前(抄)
リアリズムの源流(抄)
徳田秋声
批評と私(抄)
全文芸時評(抄)
荷風散策 紅茶のあとさき(抄)

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