女性原理・母性原理の問題を、時代にさきがけてとり上げた巨匠の「母権制ルネサンス」。後の思想に与えた影響は根源的に深い。

母権制序説
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0139
  • 整理番号:ハ-21-1
  • 刊行日: 2002/05/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:352
  • ISBN:4-480-08698-6
  • JANコード:9784480086983

この本の内容

『母権制』は不思議な書物である。古風かつ博学な女性讃美とも、正統古代史学への反抗とも、進化論的・文明論的人類史などとも読めて、実はそれらのレッテルを大きく逸脱する過剰さを秘めている。ベルリン対バーゼルという知的構図、ブルクハルト、ニーチェからクラーゲス、ユングを経てベンヤミンやフロムに至る多様な人脈の中に同書を置いてみれば、その魅力と呪縛力の大きさがいっそう鮮明になろう。この書物のエッセンスたる「序説」に加えて、「自叙伝」および「女権制の本質」、さらには年譜、解題、長文解説(執筆:上山安敏)を併載する、待望の増補・改訂版。

この本の目次

自叙伝
女権制の本質
母権制序説(本書の目的
母権制と神話
母権制の普遍的概念
古代探求の方法
母権制的宗教と女性
母権制と娼婦制
母権制とディオニュソス宗教
アマゾン的女性支配と娼婦制
母権制と父権制
天体現象との関連 ほか)

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