ハイ・イメージ論 2

吉本 隆明

価値・生命・言語・神といった古典的主題への迂回を経て、さらに現在へと向かう世界視線より見えてくるものは? 批評の冒険。
【解説: 芹沢俊介 】

ハイ・イメージ論 2
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:ヨ-1-8
  • 刊行日: 2003/11/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:400
  • ISBN:4-480-08812-1
  • JANコード:9784480088123
吉本 隆明
吉本 隆明

ヨシモト タカアキ

1924-2012年。東京生まれ。東京工業大学電気化学科卒業。詩人・評論家。戦後日本の言論界を長きにわたりリードし、「戦後最大の思想家」「思想界の巨人」などと称される。おもな著書に『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』『心的現象論』『マス・イメージ論』『ハイ・イメージ論』『宮沢賢治』『夏目漱石を読む』『最後の親鸞』『アフリカ的段階について』『背景の記憶』などがある。

この本の内容

「…要約してしまえば、どんな緊急で突発的にみえる主題も、永続的な根本的な主題のすがたをはらんでいるかとおもうと、どんな永続的な悠久の貌をした主題も、かならず緊急で、突発的なすがたをはらんであらわれるということだ」。批評の冒険は、価値・生命・言語・自然・神といった、一見古典的な主題へと向かう。伝統への回帰でも、新しい弁神論の試みなのでもない。これもまた、現在を追いつめ、同じに現在によって追いつめられた、のっぴきならない思考の身振りであり、世界視線という方法の戦略的実践なのだ。分離と解体を経て、いまや大きく拡張された場所から見えてくるものは何か。待望の連作第2弾。

この本の目次

拡張論
幾何論
自然論
分散論
パラ・イメージ論
段階論
普遍喩論
視線論
表音転移論

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