偶然の本質  ─パラサイコロジーを訪ねて

アーサー・ケストラー 著 , 村上 陽一郎 翻訳

科学の分野では理論的可能性にタブーは無用との立場から、超感覚的知覚に関する様々な事例を検証して科学的思考を立体的に浮かび上がらせる。

偶然の本質  ─パラサイコロジーを訪ねて
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0140
  • 整理番号:ケ-1-2
  • 刊行日: 2006/07/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:4-480-09005-3
  • JANコード:9784480090058
アーサー・ケストラー
アーサー・ケストラー

ケストラー,アーサー

1905-1983年。ハンガリー生まれ。作家、ジャーナリスト、科学哲学者。大学では自然科学を学ぶ。新聞特派員としてスペイン市民戦争に参加。その後、科学史・科学論の分野にも進出。著書に『ホロン革命』(工作舎)、『機械の中の幽霊』『偶然の本質』(以上、ちくま学芸文庫)などがある。

村上 陽一郎
村上 陽一郎

ムラカミ ヨウイチロウ

1936年、東京生まれ。現在、国際基督教大学教授、東京大学名誉教授。専門は科学史・科学哲学・科学技術社会学。『新しい科学論』『安全と安心の科学』などの著書がある。

この本の内容

科学的方法論ははたして無謬の塔なのか。近代科学は批判を許さぬ強固な基盤の上にあると信じられ、科学的手法で検証不能なものはすべて欺瞞であり詐術であると見なされてきた。本書ではESP(超感覚的知覚)・PK(念動)等の通常科学的常識から否定される現象をとりあげ、量子力学創出以降さまざまな形で提案されてきた理論上の工夫が、ともすれば正統科学の方法論と意識に対する挑戦になっていることを、それと重ね合わせることによって、現代科学に逆照射の光をあて、「科学的思考」を立体的に浮かび上がらせる。

この本の目次

第1章 ESPのABC
第2章 物理学の奇妙な姿
第3章 連続性と同期性
第4章 楯の両面
第5章 盲者の国

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可