新釈 現代文
伝説の参考書、待望の復刊!
現代文を読むのに必要な「たった一つのこと」とは……戦後20年以上も定番であり続けた伝説の大学受験国語参考書が、ついに復刊。
【解説: 石原千秋 】
伝説の大学受験国語参考書、ついに復刊。そこには、「たった一つのこと」しか説かれていない。それは、論の展開を正確に「追跡」して論旨を把握すること。1959年の刊行当時、知識偏重から論理重視への転換期にあった受験現代文の特質をみごとに捉えた、今に通じる画期的な方法だった。さらに、本書は「人間主義・合理主義・人格主義」を柱とする近代思想の啓蒙書でもあった。ポスト・モダン以降の思想が批判してやまない「近代」が志向していたものが忘れられつつある今こそ、本書を読む意義がある。20年以上も定番であり続けた名著に新たな命が宿るときが来た。
読者へのことば―「たった一つのこと」
第1章 予備
第2章 前提
第3章 方法
第4章 適用
後記にかえて
2016.8.29 安積太郎
まだ使われていましたか。私は30年位以上前に何度も読みました。たった一つのことが結局わかりませんでしたが、国語の成績はいつのまにか急上昇しました。それも、現代国語だけではなく古文や漢文も。
東大受験生が多い〇会の推薦図書になっていました
私は理科系でしたが数学より国語の方が得意になってしまいました。
まだ、たった一つのことが分からないのは安念ですが、考え続けることにします。
しかし、これだけ長く読まれる本も少ないでしょう。若い人に是非勧めたいと思います。参考書でもなく問題集でもなく、一つの読み物といった印象です。勉強しているというのではなく読書している感じでした。
2015.11.21 寒川町の父
来年大学受験の娘にプレゼントをしました。
9月に自身が志望していた大学の看護学科に推薦入学を希望していたのですがまさかの落選…
帰宅した娘はそれまでこらえていた感情を抑えきれず、本気でさめざめと泣く姿に初めて接し、娘の気持ちが痛くなるほど伝わってきました。
翌日「これかはセンター試験も頑張るから」と明るく振る舞い、かつ、両親を気遣う娘に対して声がけだけではなく何かしらできないかと、ずっと考えていました。
ある時「私理系だけど現国も受験科目で苦手なんだ」と話していたのを耳にして。自分の受験時代に使っていた本書を思いだしアマゾンで注文しました。
先日、センター試験の模試があり、現国で初めて納得できる点数が取れたみたいで「ありがとう」メールが届きました。
注文した際、廃刊になりそれが復刻したことを知りました。
私もそうですが、理系を目指している理系の頭の受験生には「一つのこと」を理解することはとてもためになろことを改めて認識しました。復刊にご尽力された方々には「ありがとう」と感謝の念で一杯です。これからも名著を守っていくご苦労はあると思いますが頑張ってください。機微な助力しかできない私のような父親のためにも。
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