都市への権利
都市をわれわれの手に!
都市現実は我々利用者のためにある!――産業化社会に抗するシチュアシオ二スム運動の中、人間の主体性に基づく都市を提唱する。
【解説: 南後由和 】
都市は投資家や技術者のためにあるのではない、われわれ“利用者”のためにあるのだ!―都市への人口・資本集中が加速する産業化社会。それに抗する運動のうねりの中にあって、著者ルフェーヴルは、消費社会に従属させられてきた現代人の日常生活を批判する。そして、人間の主体性を取り戻すことを訴え、遊びやアートへの参加を通して“作品”としての都市を創ることを提唱した。コミュニティの意義がふたたび問われる今日、批評理論の分野からも再評価が進むラディカルな“都市革命”宣言書の文庫化。
工業化と都市化 はじめの概観
哲学と都市
細分化された科学と都市現実
都市の哲学と都市計画的イデオロギー
都市の特殊性 都市と作品
連続と非連続
現実と分析との諸水準
都市と田舎
危機的な点の周辺において
都市的形式について
スペクトル分析
都市への権利
展望か前望か
哲学の実現
都市、都市的なるもの、および都市計画についてのテーゼ
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