東京裁判 幻の弁護側資料 ─却下された日本の弁明
ついに知る日本の〈真実〉
我々は東京裁判の真実を知っているのか? 準備されたものの未提出に終わった膨大な裁判資料から18篇を精選。緻密な解説とともに裁判の虚構に迫る。
東京裁判は、公正な裁判だったのか?検察官や裁判長の裁量により却下処分にされ、歴史の闇に葬られてしまった膨大な弁護側記録から、清瀬一郎弁護人の冒頭陳述や、マッカーサー、グルー大使等の証言をはじめとする18編を精選。戦争犯罪者として個人を裁くことや、「平和に対する罪」という曖昧な概念をふりかざすことのそもそもの問題点。日本の戦略をナチスになぞらえることにより、とりわけ知識人層を一部の軍国主義者により騙された被害者側へとまわすことに成功した占領軍側の戦略―。東京裁判の歪曲を鋭く指摘した解説付き。隠された日本の「真実」を明かす、貴重なドキュメント。
第1部 弁護側反証段階の総論(清瀬一郎弁護人 冒頭陳述(総論A)
高柳賢三弁護人 冒頭陳述(総論B)
ローガン弁護人 冒頭陳述)
第2部 弁護側反証の一般及び個別段階(徳富猪一郎 宣誓供述書
ワーレン弁護人、岡本(敏)弁護人 冒頭陳述「満洲部門」
米アボツト記者の満洲視察記 ほか)
第3部 弁護側最終弁論及び付録(ローガン弁護人 最終弁論・自衛戦論「日本は挑発挑戦され自衛に起つた」
米国上院軍事外交合同委員会に於けるマッカーサー証言)
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