医学概論
病気とは何か
医学の歴史、ヒトの体と病気のしくみを概説。現代医療で見過ごされがちな「病人の存在」を見据えつつ、「医学とは何か」を考える。
【解説: 酒井忠昭 】
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,650円(税込)
- Cコード:0147
- 整理番号:カ-32-1
- 刊行日:
2012/08/08
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:512
- ISBN:978-4-480-09461-2
- JANコード:9784480094612
- 在庫 切れ中
病気は単なる身体的異変ではなく、苦しみや悩み、死への不安などと不可分であり、医者と患者のあいだには心理的・倫理的な関係が不可欠である。現代の医療現場でしばしば見過ごされがちな“病人の存在”を見据えつつ、医学の歴史、ヒトの体や病気のしくみを学び、病気とは何か、医学とは何かを考える。
第1部 現代医学の歴史的座標(医学はどのようにしてはじまったか
西欧医学における近代の曙光
近代医学の発展
現代医学の形成と日本の医学)
第2部 医学の基礎としてのヒトの生物学(医学と生物学
ヒトの生物学)
第3部 医学と医療(その1)―病気の理法(病気の生物学
人の心と病気および心の病気)
第4部 医学と医療(その2)―医療、健康(診断と治療
病人への対応
健康の諸問題)
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