新編 霊魂観の系譜

桜井 徳太郎

死者はどうしたら
浮かばれるのか

死後人はどこへ行くのか。事故死した者にはなぜ特別な儀礼が必要なのか。3・11を機に再び問われる魂の弔い方。民俗学の名著を増補復刊。
【解説: 宮田登 】

新編 霊魂観の系譜
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0139
  • 整理番号:サ-29-1
  • 刊行日: 2012/07/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-09468-1
  • JANコード:9784480094681
桜井 徳太郎
桜井 徳太郎

サクライ トクタロウ

1917年、新潟県生まれ。東京文理科大学文学部史学科卒業。東京教育大学教授、駒澤大学教授、同学長、日本民俗学会会長などを務める。柳田国男に師事し、民間信仰やシャマニズム研究の分野で、多くの業績を残した。著書に『日本民間信仰論』『沖縄のシャマニズム』『日本のシャマニズム』『神仏交渉史研究』『結衆の原点』『私説 柳田國男』などがある。2007年に逝去。

この本の内容

盆や彼岸のお供え、怠りなく営まれる年忌法要、非業の死を遂げた者への巫女による懇ろな供養―。日本人は死をどのように理解し納得してきたのか。霊魂観の歴史を丹念に読み解いた名著に、事故死した者の弔い方や葬送儀礼に関する論考を増補。

この本の目次

1(古代郷土生活の民俗学―シャーマニズムよりの追究
のろい人形―古代人の霊魂信仰
怨霊から御霊へ―中世的死霊観の展開
怨霊観と二つの型)
2(折口信夫の巫女観
柳田国男の祖霊観)
補論(日本人の祖先観
日本人の伝統的祖霊観
日本人の霊魂観と死者儀礼
怨霊信仰の民俗的機能)

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