原典による生命科学入門

木村 陽二郎

世界を変えた書物

ヒポクラテスの医学からラマルク、ダーウィン、そしてワトソン‐クリックまで、世界を変えた医学・生物学の原典十篇を抄録。
【解説: 伊東俊太郎 】

原典による生命科学入門
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0140
  • 整理番号:キ-21-2
  • 刊行日: 2012/08/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-09478-0
  • JANコード:9784480094780
木村 陽二郎
木村 陽二郎

キムラ ヨウジロウ

1921―2006年。山口市生まれ。東京帝国大学植物学科卒業。東京大学教授・中央大学教授などを歴任。専攻、生物学・生物学史。著書に『日本自然誌の成立』『ナチュラリストの系譜』(中央公論社)『シーボルトと日本の植物』(恒和出版)『生物学史論集』(八坂書房)ほか。

この本の内容

生命とは何か。古代ギリシアで科学が芽生えて以来、人々は生命の神秘に思いを巡らせ、医学・生物学の大発見を絶えず歴史に刻みつけてきた。本書は生命をめぐる人類の長い探究活動のなかから、世界を変えた記念碑的著作10篇を精選。ヒポクラテスの医学とアリストテレスの自然学に始まり、ハーヴィ、デカルトの機械論的人間観、ラマルクとダーウィンの進化論、メンデルとモーガンによる遺伝研究、そしてワトソン、クリックによるDNAの二重らせん構造の発見へ―。時代背景や歴史の流れを概観した解説文を各原典に付し、2500年の歴史を展望できるアンソロジー。

この本の目次

1 科学的生命観『神聖病について』―ヒポクラテス
2 生命現象の考察『動物部分論』―アリストテレス
3 生命現象への実験『動物の心臓と血液との運動に関する解剖学的研究』―ハーヴィ
4 生命と機械『人間論』―デカルト
5 生命と決定論『実験医学序説』―ベルナール
6 生命と進化『動物哲学』―ラマルク
7 進化の機構『種の起源』―ダーウィン
8 生命の単位、遺伝子『雑種植物の研究』―メンデル
9 遺伝子と染色体『遺伝子説』―モーガン
10 生命と分子『デオキシリボ核酸の構造』―ワトソン、クリック

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可