現代数学入門
現代数学、恐るるに足らず!
現代数学、恐るるに足らず! 学校数学より日常の感覚の中に集合や構造、関数や群、位相の考え方を探る大人のための入門書。
【解説: エッセイ 亀井哲治郎 】
現代数学は数学者だけの高度なものと考えがち!だが、じつは考え方そのものは日常の生活のなかでよく経験している。著者はそういって、集合・関数・構造・群・位相などの概念の本質を、古代からの数学の歴史をたどりつつ、卓抜な比喩で解き明かす。本書前半「数学は変貌する」では、読者はその名調子に身をまかせ安心して聞きほれることができる。堅苦しい数学観も一変するにちがいない。学校数学になじんだ理系学生にも、その闊達な筆致のデッサンは魅力だろう。後半「現代数学への招待」はその詳論。解説はらせんを描きながらより高みへと読者を誘う。
数学は変貌する(古代の数学
中世の数学
近代の数学
現代の数学)
現代数学への招待(構想力の解放
構造
集合論
集合論の創始者
集合数 ほか)
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