ドイツ観念論とは何か ─カント、フィヒテ、ヘルダーリンを中心として

久保 陽一

哲学の一大潮流!

ドイツ観念論は「疾風怒濤」の時代を担った様々な思想家たちとの交流から生まれたものだった。その実情を探り、カント以後の形而上学の可能性を問う。

ドイツ観念論とは何か ─カント、フィヒテ、ヘルダーリンを中心として
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,540円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:ク-23-1
  • 刊行日: 2012/12/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:400
  • ISBN:978-4-480-09493-3
  • JANコード:9784480094933
久保 陽一
久保 陽一

クボ ヨウイチ

1943年生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。現在、駒澤大学教授。文学博士。専門はドイツ観念論。著書に『生と認識 超越論的観念論の展開』(知泉書館)、『ヘーゲル論理学の基底』(創文社)、『初期ヘーゲル哲学研究』(東京大学出版会)など、訳書にヘーゲル『信仰と知』(公論社)などがある。

この本の内容

カントに始まるドイツ観念論は、哲学を学ぶには避けて通ることのできない一大潮流である。その思想はいかにして生まれたのか、そして今いかなるアクチュアリティをもつのか?本書は通常「ドイツ観念論の立役者たち」と見なされるフィヒテ、シェリング、ヘーゲルのみならず、ヤコービ、ラインホルト、そしてヘルダーリンらにも光を当て、さまざまな思想家・詩人たちの交流の中からドイツ観念論が生まれ育ってきた過程を辿る。

この本の目次

ドイツ観念論とその評価
カントの存在論
カントの存在論の検証
カントの自由論
カントの美の哲学
ヤコービのカント批判とスピノザ論
ラインホルトの根元哲学とシュルツェのラインホルト批判
フィヒテの知識学の成立
『全知識学の基礎』
シェリングにおける主観的観念論から客観的観念論への転換
ヘルダー、シラー、ヘルダーリンの歴史と美の哲学
ヘルダーリンとヘーゲルの合一哲学
ヘーゲルの哲学大系の形成

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