物語数学史

小堀 憲

人が生む、
数学が生まれる
有史以前から20世紀まで

古代エジプトの数学から二十世紀のヒルベルトまでの数学の歩みを、日本の数学「和算」にも触れつつ一般向けに語った通史。
【解説: 菊池誠 】

物語数学史
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0141
  • 整理番号:コ-32-2
  • 刊行日: 2013/02/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:368
  • ISBN:978-4-480-09510-7
  • JANコード:9784480095107
小堀 憲
小堀 憲

コボリ アキラ

1904〜1992年。福井県生まれ。1929年京都帝国大学卒業。第三高等学校教授、京都大学教授、京都府立大学学長を歴任。京都大学名誉教授。1973年レジオン・ドヌール勲章(シュヴァリエ章)受勲。専門は複素解析学。著書に『大数学者』(ちくま学芸文庫)、『複素解析学入門』(朝倉書店)、『物語数学史』(新潮社)、訳書にコーシー『微分積分学要論』(共立出版)などがある。

この本の内容

数を数えること―それは人間の誕生とともに始まった、と言ってもよい。有史以前の人たちが指を使いながら数えていた数は、古代ギリシャにおいて哲学的な思索の対象となり、数学は学問の代名詞として飛躍的に発展した。抽象化・厳密化をひた走ってきたその歴史は、大数学者たちが命を懸けて築き上げてきたものである。彼らは数学者として、あるいは一人の人間として、どのような生涯を送ったのか。日本の数学「和算」にも一章を割きつつ、古代から現代までの数学の流れを一望した通史。付録としてSF雑誌『星雲』に掲載された伝記「エヴァリスト・ガロア」を収録。

この本の目次

第1話 数学の夜明け
第2話 ギリシアの数学―アテナイ時代
第3話 ギリシアの数学―アレクサンドレイア時代
第4話 新しい数学への道すがら
第5話 デカルトとその時代
第6話 ニュートンからオイラーまで
第7話 ナポレオンをめぐる数学者たち
第8話 現代の数学の黎明
第9話 現代の数学
第10話 日本の数学

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