泉光院江戸旅日記 ─山伏が見た江戸期庶民のくらし

石川 英輔

南は鹿児島から北は秋田まで

文化九年(一八一二)から六年二ヶ月、鹿児島から秋田まで歩きぬいた野田泉光院の記録を詳細にたどり、描き出す江戸期のくらし。

泉光院江戸旅日記 ─山伏が見た江戸期庶民のくらし
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,540円(税込)
  • Cコード:0121
  • 整理番号:イ-53-1
  • 刊行日: 2014/06/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:432
  • ISBN:978-4-480-09626-5
  • JANコード:9784480096265
石川 英輔
石川 英輔

イシカワ エイスケ

1933年、京都生まれ。都立石神井高校卒。国際基督教大学、東京都立大学理学部中退。ミカ製版株式会社取締役を経て、85年より専業作家に。『大江戸神仙伝』『大江戸仙境録』『大江戸遊仙記』『大江戸えねるぎー事情』『大江戸テクノロジー事情』『大江戸リサイクル事情』『ニッポンのサイズ』等著書多数。

この本の内容

文化九年九月(1812年10月)、一人の老修験者が日向国佐土原を旅立った。野田泉光院成亮、佐土原の真言系当山派の山伏寺、安宮寺の住職であり、高位の山伏である。南は鹿児島から北は秋田まで農山村を中心として托鉢をしながら、時には加持祈祷をし、また、時には句を交換し、頼まれれば弓を教え、居合術まで見せつつ日本中を歩き抜き、六年二ヶ月に及ぶ回国修行の記録を『日本九峰修行日記』としてまとめた。ここに見られるのは豊かさや明るさも多くある農山村の人々の暮らしぶりである。この書を丹念にたどり、都市だけでなく農山村を含めた江戸最盛期、文化年間の生活を考察する。

この本の目次

泉光院野田成亮の旅
文化九壬申年九月三日出発
文化十癸酉年元日
文化十一甲戌年元日
文化十二乙亥年元日
文化十三丙子年元日
文化十四丁丑年元日
文化十五戊寅年元日
『日本九峰修行日記』解題

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