ノーベル賞で読む現代経済学

トーマス・カリアー 著 , 小坂 恵理 翻訳

経済学は世界をどう変えてきたか。ノーベル経済学賞全受賞者を取り上げ、その功績や影響から現代経済学の流れを一望する画期的試み。解説 瀧澤弘和

ノーベル賞で読む現代経済学
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,980円(税込)
  • Cコード:0133
  • 整理番号:カ-49-1
  • 刊行日: 2020/07/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:656
  • ISBN:978-4-480-09997-6
  • JANコード:9784480099976
トーマス・カリアー
トーマス・カリアー

カリアー,トーマス

経済学者。カリフォルニア大学バークレー校でPh.D取得後、現在はイースタン・ワシントン大学教授。バード・カレッジのジェローム・レヴィ経済研究所の研究員。著書に『Beyond Competition』(1993)、『Great Experiments in American Economic Policy』(1997)。

小坂 恵理
小坂 恵理

コサカ エリ

小坂 恵理(こさか・えり):翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業。トーマス・カリアー『ノーベル賞で読む現代経済学』(ちくま学芸文庫、2019年)、ベン・ステイル『マーシャル・プラン――新世界秩序の誕生』(みすず書房、2020年)など訳書多数。

この本の内容

ミクロ経済学とマクロ経済学、一般均衡理論に公共選択論、国際貿易論、新制度派経済学、金融経済学、さらにはゲーム理論や行動経済学、実験経済学…。20世紀後半に入ると経済学はますます多様化し、もはやその全容を一望することは容易でなくなっている。現代経済学はいかにしてこのような展開を遂げたのか。経済学者たちは現実世界とどのように向き合い、その理論は世界をどう変えてきたか。本書では、1968年に創設されたノーベル経済学賞に注目し、受賞者の功績や影響を切り口に各分野の展開をエピソード豊かに描き出していく。複雑な現代経済学の世界に分け入るための画期的なガイド。

この本の目次

ノーベル経済学賞とは
自由市場主義者の経済学
ミクロの信奉者―シカゴ学派
カジノと化した株式市場
さらにミクロに
行動主義者
ケインジアン
古典派の復活
発明者たち
ゲームオタクたち
一般均衡という隘路
世界経済への視線
数字へのこだわり
歴史と制度
ノーベル賞再編へ向けて

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