倒壊  ─大震災で住宅ローンはどうなったか

島本 慈子

住宅ローン制度ができて初めての都市大地震から十年。震災が明らかにしたこの国の住宅政策の驚くべき実態! そして今――。
【解説: 山中茂樹 】

倒壊  ─大震災で住宅ローンはどうなったか
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 814円(税込)
  • Cコード:0136
  • 整理番号:し-23-1
  • 刊行日: 2005/01/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:320
  • ISBN:4-480-42044-4
  • JANコード:9784480420442
島本 慈子
島本 慈子

シマモト ヤスコ

1951年大阪生まれ。ジャーナリスト。震災・仕事・住宅などのテーマに取り組み、阪神・淡路大震災時の住宅ローン問題を取材した『倒壊――大震災で住宅ローンはどうなったか』(筑摩書房)を98年に刊行、話題を呼ぶ。この分野の第一人者。他の著作に『ルポ 労働と戦争』『ルポ 解雇』『戦争で死ぬ、ということ』(岩波新書)などがある。

この本の内容

住宅ローンの制度ができてから、初めて大都市圏を襲った地震から十年。新しい情報を加えて、この国の住宅政策の現状を撃つ。建替?補修?自己破産?ダブルローン?被災地の人々にはどんな選択があったのか。「解体」には全額補助、「補修」にはゼロ、その裏に働いていた思惑とは?戦後の旧耐震基準の建物は壊れたが、戦前の建物は無事だった。―そして十年後の住宅政策の大転換とは?いま、明らかになるこの国の驚くべき実態。

この本の目次

20秒の反転
国はそのとき何をしたか
被害の実態
二つの自己破産
もう一つの選択
補修か、解体か
「マンション建て替え」をめぐって
地震とバブルと
保険ははたして有効か
品質の座標―弱い地盤と欠陥住宅
住宅政策を問い直す
ゲーム・オーバーにはさせない

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